【2026年】ダンロップのテニスラケットおすすめ8選|FX・SX・CX・LXの選び方
ダンロップのラケットを見ると、FX、SX、CX、LXとアルファベットの頭文字が並び、その後ろに300や500といった数字が続きます。色や形は似ているのに、この記号の違いで何が変わるのか分からず、結局いちばん名前を聞くモデルを選んでしまいがちです。ですがダンロップは、この頭文字がそのままラケットの性格を表す、分かりやすい体系になっています。
FXはパワー、SXはスピン、CXはコントロール、LXは大きめフェイスの扱いやすさ。まずこの4文字の地図を頭に入れれば、あとは同じ系統の中で競技寄りか易しめかを選ぶだけです。頭文字の意味を確認してから、各ラインの実在モデルを見ていきます。
ダンロップのラケットを見分ける4つの視点
同じダンロップでも、頭文字が変われば狙いが別物です。記号と数字、末尾表記を次の順で読むと迷いません。
頭文字(FX・SX・CX・LX)で性格が分かれる
ダンロップの主力ラインは、弾いて飛ばすパワー系のFX、回転をかけるスピン系のSX、ボールを運ぶコントロール系のCX、大きめフェイスで楽に返すLXに分かれます。「飛ばしたいのか、回転をかけたいのか、狙って運びたいのか、まずミスを減らしたいのか」を先に決めると、見るべき頭文字がひとつに定まります。ここが選びの出発点です。
同じ系統でも競技モデルと扱いやすいモデルがある
頭文字が同じでも、モデルによって難易度は違います。たとえばコントロール系のCXには、しっかり振る競技モデルのCX 200と、ミスを減らしながら扱える寄りのCX 400があります。系統で打ち味の方向を決めたら、次に自分の技術に合う難易度を選ぶ、という二段階で考えると、背伸びしすぎず自分に合う一本へ近づけます。
末尾のLS・LITEは軽量版のサイン
FX 500 LSやSX 300 LS、FX 500 LITEのように末尾へ付くLS・LITEは、標準モデルを軽く仕上げた派生を示します。軽いほど振り出しの負担は減りますが、速いボールには面が押されやすくなります。系統で方向を決め、標準で振り切れるか、軽量版で取り回すかを選ぶと、性格を保ったまま自分が扱える重さへ寄せられます。
試打でダンロップの弾き・打感を確かめる
同じ系統でも、弾きの強さや打球感の硬さはモデルで差があります。可能なら候補を同じ日に振り、飛びすぎてアウトにならないか、逆に力まないと深さが出ないかを確かめます。試打が難しい場合も、今の一本より飛びや回転をどちらへ寄せたいのかを言葉にしておくと、頭文字の選択がぶれません。
比較表
今回取り上げるダンロップのモデルを、ライン(頭文字)別に整理しました。価格や在庫は変わるため、購入前に公式ページで最新情報を確認してください。
| モデル | ライン | タイプ | 系統と難易度の目安 | 公式ページ |
|---|---|---|---|---|
| ダンロップ FX 500 | FX(パワー) | パワー・弾き重視 | 弾いて飛ばすパワー系の旗艦 | 見る |
| ダンロップ FX 500 LS | FX(パワー) | 軽量パワー型 | FX 500の軽量版。振り抜きを確保したい人に | 見る |
| ダンロップ FX 500 LITE | FX(パワー) | 軽量・扱いやすさ重視 | FX系の最軽量。力に自信がない人に | 見る |
| ダンロップ SX 300 | SX(スピン) | スピン・攻撃型 | 回転で深く沈めるスピン系の旗艦 | 見る |
| ダンロップ SX 300 LS | SX(スピン) | 軽量スピン型 | SX 300の軽量版。軽くヘッドを走らせる | 見る |
| ダンロップ CX 200 | CX(コントロール) | コントロール・打球感重視 | 潰して運ぶ、CXの競技モデル | 見る |
| ダンロップ CX 400 | CX(コントロール) | 扱いやすさ・コントロール型 | ミスを抑えつつ狙う、扱いやすい寄りのCX | 見る |
| ダンロップ LX800 | LX(大きめフェイス) | 大きめフェイス・楽に飛ばす型 | 大きめ面で安心して返すLXライン | 見る |
ライン別のおすすめモデル
パワーのFX、スピンのSX、コントロールのCX、大きめ面のLXの順に、標準と派生を見ていきます。
ダンロップ FX 500
FX 500は、ダンロップのパワー系FXラインの旗艦モデルです。厚めのフレームでボールを弾き、楽に深さを出して攻撃的に展開したい人に向いた設計で、ボールを楽に飛ばしたい人や、ストロークで深さを出したい人の候補になります。FXラインの中で最も標準的な立ち位置にあり、パワー系を検討するときの基準です。
同じダンロップでも、回転で沈めるSXや、潰して運ぶCXとは狙いが対照的で、FX 500は「弾いて飛ばす」側に立ちます。バボラ Pure Driveやヨネックス EZONE 100と同じパワー・飛び系のグループに入るため、他社モデルと横並びにして、弾きの強さと飛びの素直さで選ぶと絞り込めます。
ダンロップ FX 500 LS

FX 500 LSは、旗艦FX 500を軽く仕上げた派生です。弾いて飛ばすというFXラインの性格を保ちつつ、標準より軽くすることで振り出しの負担を減らし、ラリーの後半でも振り切れるようにしています。パワー系の飛びは欲しいが標準は重い、という人が現実的に扱える重量に収まります。
位置づけとしては、標準FX 500とさらに軽いLITEの中間です。パワー系の弾きを見ながら、振り抜きも確保したい人向けで、標準で振り遅れるならLS、LSでも重ければLITE、という順で下げていくと、飛びの持ち味を保ったまま自分に合う重さへ寄せられます。
ダンロップ FX 500 LITE

FX 500 LITEは、FXラインの中でもっとも軽さへ振ったモデルです。厚めのフレームによる飛びは残しつつ、重量を大きく抑えているため、腕力に自信がない人や、これからラケットを本格的に選ぶ初心者でも、ラケット側の弾きを借りて深いボールが返せます。軽量で取り回しやすく、力に自信がない人でも扱える一本です。
同じFXでも、旗艦FX 500やLSより軽さを優先しているため、速い展開で押し負ける場面は出やすくなります。まず軽さで振り切る感覚をつかみ、スイングが固まってきたらLSや標準のFX 500へ移っていく前提で選ぶと、最初の壁を越える期間にLITEの取り回しを活かせます。
ダンロップ SX 300

SX 300は、ダンロップのスピン系SXラインの旗艦モデルです。回転をかけて深く沈めたいストローカーに向いた設計で、回転量を使ってストロークを展開したい人が候補にできます。パワーのFXやコントロールのCXとは狙いがはっきり分かれ、SXは「回転で組み立てる」側に立つラインです。
回転系という点では、ヨネックス VCORE 100やバボラ Pure Aeroと同じグループに入るため、他社のスピン系と横並びで振り比べる価値があります。ダンロップの中でSXを選ぶ理由は、飛びのFXでも安定のCXでもなく、回転で深さを作りたいという狙いがはっきりしているとき。標準が重ければ、軽量版のSX 300 LSへ回せます。
ダンロップ SX 300 LS

SX 300 LSは、旗艦SX 300を軽く仕上げた軽量版です。SXラインの回転性能を保ちつつ重量を抑え、軽さでヘッドを走らせて回転をかける方向に振っています。標準のSX 300は重いと感じる人や、軽快に振り抜いて回転を出したい人が扱える重量に収まります。スピン性能を見つつ、軽く振りたい人が比較対象にできる一本です。
標準SX 300と振り比べ、重さで回転を乗せられるか、軽さでヘッドスピードを稼ぐほうが合うかを見極めると、同じSXラインの中で自分向けが決まります。軽くなるぶん強打への押し負けは出るため、対戦相手の球の強さも踏まえて、取り回しと打ち負けにくさのどちらを優先するかを決めておくと選びやすくなります。
ダンロップ CX 200

CX 200は、ダンロップのコントロール系CXラインの競技モデルです。弾いて飛ばすより、ボールを自分で運ぶ感覚を重視した設計で、しっかり振ってコントロールしたい中上級者に向きます。CXの中でも競技寄りの性格が濃く、飛びをラケットに任せず、方向と深さを自分で作りたい人が軸にできます。
ボールを自分で運ぶ感覚を重視し、コントロール系で横並びに比較したい人の候補です。ヨネックス PERCEPTやウイルソンBladeといった他社のコントロール系と並べ、しなりの深さや面の硬さの違いを振り比べると、求める手応えが絞れます。もう少し扱いやすさが欲しければ、同じCXの400が選択肢になります。
ダンロップ CX 400

CX 400は、同じCXラインでも競技モデルのCX 200より扱いやすさへ振ったモデルです。コントロール系の方向性は保ちつつ、ミスを抑えながら狙える性格に寄せているため、いきなり競技モデルは難しいが、コントロール系を使ってみたいという初中級者に合います。CX系の打ち味を、より無理なく試したい人が見ておきたい一本です。
CX 200が「しっかり振ってコントロール」なのに対し、CX 400は「ミスを抑えつつコントロール」という位置づけです。まずCX 400でコントロール系の運ぶ感覚をつかみ、狙いを突き詰めたくなったらCX 200へ、という段階を踏むと、CXラインの中で無理なくステップアップできます。
ダンロップ LX800

LX800は、ダンロップのLXライン、大きめフェイスで楽に飛ばすことを狙ったモデルです。面が大きいほどスイートスポットは広く、多少芯を外しても飛んでくれるため、ゆったりしたスイングで返したい人や、ミスの少なさと安心感を優先したい人に向きます。競技志向のFX・SX・CXとは狙いが異なり、まず気持ちよく返すことを重視するラインです。
初心者や、力を使わず楽に飛ばしたい人が、最初の一本として、あるいは競技モデルの重さや面の小ささが負担な人の乗り換え先として選べます。上達してしっかり振れるようになったら、飛びのFXや回転のSXへ移っていく前提の入り口として使うと、大きめ面の安心感を上達の期間に活かせます。
ダンロップのラインをプレースタイルから選ぶ
頭文字の意味が分かっても、自分のプレーとどう結びつくか迷うことがあります。攻め方とレベルの両面から、ラインの選び方を整理します。
攻めの組み立てから選ぶ
ストロークで回転をかけて相手を押し込む展開が得意なら、スピンのSXが軸になります。厚く当てて深く速いボールで攻めたいならパワーのFX、ラリーで相手を動かして狙いどころで仕留めたいならコントロールのCX、と自分の勝ちパターンからラインを選ぶと、頭文字と実戦がつながります。まず攻め筋を一つ思い描き、それを助けるラインを選ぶのが近道です。
体力・レベルから難易度を選ぶ
同じラインでも、競技モデルと扱いやすい寄りのモデルで難易度が違います。しっかり振り切れる体力と技術があるならSX 300やCX 200のような競技モデル、後半に振り負ける人やまずミスを減らしたい人はFX 500 LITEやCX 400、大きめ面のLX800といった寄りを選びます。攻め筋でラインを決め、体力とレベルで難易度を合わせる、という二段構えが、背伸びしすぎる失敗を防ぎます。
買う前に確認しておきたいこと
ラインと難易度で候補を絞れたら、乗り換え前提の条件を詰めておくと、届いてからの違和感を減らせます。
いまの一本がどのタイプかを把握する
同じ「合う一本」でも、今使っているラケットのタイプによって感じ方は変わります。パワー系からコントロールのCXへ移ると最初は飛ばないと感じ、逆にコントロール系からパワーのFXへ移ると飛びすぎると感じることがあります。現在の一本がどの性格かを把握し、狙いをどちらへ寄せたいかを決めてから頭文字を選ぶと、乗り換え直後に戸惑いません。
ガットとテンションで弾きと回転を調整する
ダンロップのフレームで系統を決めたら、ガットとテンションで最終的な弾きと回転を合わせます。飛びを抑えたいなら硬めのポリを高めのテンションで、回転を足したいなら柔らかいポリを緩めに、といった調整が効きます。本体でラインを選び、張り上げで飛びの量を微調整する、という順で考えると、頭文字選びの効果を引き出せます。
グリップサイズと重量を握って確かめる
系統が合っていても、重量が振り切れなければ持ち味は生きません。自分が最後まで振り切れる重さかを確かめ、重すぎるなら軽量版(LS・LITE)を検討します。グリップは指一本ぶんの余裕を目安に、細すぎず太すぎない太さを店頭で握って選び、必要ならオーバーグリップで微調整します。
公式ページで現行モデルと在庫を確認する
同じ頭文字・数字でも、年式が変わると仕様やカラー、在庫が更新されます。狙ったモデルが決まったら、購入前に公式ページで現行かどうかと在庫を確かめ、旧年式か現行かを把握してから注文すると、想定と違う仕様が届く事態を避けられます。
まとめ
ダンロップのラケットは、頭文字がそのまま性格を表します。弾いて飛ばすFX、回転をかけるSX、狙って運ぶCX、大きめ面で楽に返すLX。まず「飛ばす・回す・運ぶ・返す」のどれで組み立てたいかを決めて頭文字を選び、次に競技モデルか扱いやすい寄りか、標準か軽量版かを選ぶ、という順で考えると迷いません。
CX 200とCX 400のように、同じ系統でも難易度が分かれるモデルがあるので、技術に合わせて選ぶことも大切です。最後はガットとテンションで弾きと回転を調整し、自分が最後まで振り切れる重量かを試打で確かめてから選ぶと、頭文字の狙いを活かしきれます。