【2026年】HEADのテニスラケットおすすめ6選|Speed・Boom・Radicalの選び方
HEADのラケットを見ると、Speed、Boom、Radical、Gravity、Extreme、Prestigeと、シリーズ名がいくつも並びます。色や形は似ていても、この名前ごとに設計の狙いがはっきり分かれているのがHEADの特徴です。名前の意味を知らないまま選ぶと、飛びを補助してほしかったのにコントロール寄りを選んでしまう、といったすれ違いが起こります。
Speedはテンポと総合力、Boomは飛びの補助、Radicalは中庸のオールラウンド、Gravityは面の安定とコントロール、Extremeは回転、Prestigeは上級者向けの精度。まずこのシリーズの地図を押さえれば、あとは自分のレベルと狙いに合う一本へ近づけます。各シリーズの設計思想を確認してから、実在モデルを見ていきます。
HEADのラケットを見分ける4つの視点
同じHEADでも、シリーズが変わると主役の性能が別物です。名前と世代を次の順で読むと迷いません。
シリーズごとに主役の性能が違う
HEADは、シリーズ名がそのまま設計の狙いを表します。振り抜きと総合力のSpeed、飛びを補助するBoom、一芸に振らないRadical、面の安定と打球感のGravity、回転のExtreme、精度を追うPrestige。まず「テンポよく振りたいのか、飛ばしたいのか、回転をかけたいのか、狙って運びたいのか」を決めると、見るべきシリーズが二つ程度に絞れます。
コントロールを軸にする3系統(Radical・Gravity・Prestige)
自分でボールを運んで方向を作りたいなら、コントロール寄りの3系統が候補です。Radicalは一芸に寄せない中庸で、扱いの幅が広い定番。Gravityは面の安定と柔らかい打球感で、狙って置く打ち方に向きます。Prestigeは伝統的な上級コントロールモデルで、精度を突き詰めたい人向け。同じコントロール寄りでも、中庸・打感・精度と役割が分かれます。
飛びのBoom・回転のExtreme・テンポのSpeed
ラケットに飛びや回転を助けてほしいなら、この系統です。Boomは反発でボールを飛ばす補助が前に出るパワー寄り。Extremeは回転をかけて深く沈めるスピン系。Speedはテンポよく振り抜きながら反発と安定のバランスを取る総合型で、飛び一辺倒でも回転特化でもない立ち位置です。飛ぶ・回す・テンポの、どれで組み立てたいかで選びます。
世代(イヤーモデル)とスペックの考え方
HEADはシリーズを年ごとに更新し、モデル名に年式が付くことがあります。世代が変わると、フレームの剛性や打感が調整されることがあるため、同じシリーズ名でも年式で印象が動く場合があります。狙ったシリーズが決まったら、現行世代か旧年式かを確認し、店頭で最新モデルの打感を確かめてから選ぶと、想定とのズレを抑えられます。
比較表
HEADの主なシリーズを、設計の狙い別に整理しました。価格や在庫は変わるため、購入前に公式ページで最新情報を確認してください。
| モデル | シリーズの軸 | タイプ | 設計の狙い | 公式ページ |
|---|---|---|---|---|
| HEAD Speed MP テニスラケット | Speed(総合) | スピード・総合型 | テンポよく振り抜き、反発と安定を両立 | 見る |
| HEAD Boom MP テニスラケット | Boom(パワー) | パワー・扱いやすさ型 | 反発で飛びを補助しつつ振り抜きも残す | 見る |
| HEAD Radical MP テニスラケット | Radical(オールラウンド) | オールラウンド・コントロール型 | 一芸に寄せない中庸の万能 | 見る |
| HEAD Gravity MP テニスラケット | Gravity(コントロール) | コントロール・打球感重視 | 面の安定と柔らかい打感で狙って置く | 見る |
| HEAD Extreme MP テニスラケット | Extreme(スピン) | スピン・パワー型 | 回転をかけて深く沈める | 見る |
| HEAD Prestige MP テニスラケット | Prestige(上級コントロール) | 上級者向けコントロール型 | 精度を追う伝統のコントロール | 見る |
シリーズ別のおすすめモデル
設計の狙い(総合・パワー・オールラウンド・コントロール・スピン・上級精度)に注目しながら、各シリーズを見ていきます。
HEAD Speed MP テニスラケット
Speed MPは、テンポよく振り抜きながら反発と安定のバランスを取ることを狙ったHEADのSpeedシリーズのモデルです。飛び一辺倒でも回転特化でもなく、自分でヘッドを走らせてストロークもサーブもこなす総合型で、テンポを崩さず全ショットをまとめたい人に向きます。振り抜きと安定のバランスを見たい人が候補にできる定番系です。
HEADの中では、尖った個性より扱いの幅の広さが持ち味で、コントロール寄りにもパワー寄りにも極端に振れません。まず一本でひととおりこなしたい人の基準になります。飛びをもっと補助してほしいなら次のBoom、回転を武器にしたいならExtreme、と隣のシリーズへ比較を広げると、自分に足りない要素が見えてきます。
HEAD Boom MP テニスラケット

Boom MPは、反発で飛びを補助しつつ振り抜きの軽さも残すことを狙ったHEADのBoomシリーズのモデルです。HEADの中ではパワー寄りの立ち位置で、力を込めなくても深いボールが出る一方、取り回しの軽さも確保しています。楽に深さを出しながら、振り抜きも見たい人に向く、パワーと扱いの両立を狙った一本です。
コントロール寄りのGravityやPrestigeとは逆に、Boomはラケットの飛びが返球を助けてくれる性格です。球が浅くなりがちな人や、力に頼らず深さを出したい初中級から中級に合います。Speedがテンポと総合力なのに対し、Boomは飛びの補助が一段前に出るので、パワーを足したい人はこの2本を振り比べると違いが分かります。
HEAD Radical MP テニスラケット

Radical MPは、HEADのRadicalシリーズの中でも標準的な面サイズを持つ、オールラウンド寄りのモデルです。スピン・パワー・コントロールのどれか一芸に大きく振らず、中庸のバランスでまとめている点が個性で、ストローク・ボレー・サーブを癖なくこなしたい中級者以上に向きます。一つの武器に寄せすぎず、全体のバランスで選びたい人に合う一本です。
HEADの中では、飛びのBoomや回転のExtremeのように尖らず、コントロール寄りでありながら扱いの幅を広く取った立ち位置です。長年定番として支持されてきた系統で、これといった弱点を作らずまとめたい人に向きます。より面の安定と打感を求めるならGravity、より精度を追うならPrestige、と同じコントロール寄りの中で比較を進められます。
HEAD Gravity MP テニスラケット

Gravity MPは、面の安定感と柔らかい打球感を軸にしたHEADのGravityシリーズのモデルです。厚く当てても面がブレにくく、狙ったコースへ丁寧に運ぶ打ち方に合います。弾き一辺倒ではない落ち着いた打感が個性で、打球感と面の安定を重視し、コースを丁寧に狙いたい人に向きます。
同じコントロール寄りでも、中庸のRadicalや、精度を追うPrestigeとは打ち味の方向が違い、Gravityは面の落ち着きと柔らかさが持ち味です。厚く当ててコントロールしたい人、強打に押されず確実に返したい人に合います。上級者向けの難しさは避けつつ、コントロールと打感を重視したい中上級者が、Prestigeの手前で選ぶ候補になります。
HEAD Extreme MP テニスラケット

Extreme MPは、回転を軸にしたHEADのExtremeシリーズのモデルです。回転をかけて深く打ち込むストローカーに向けた設計で、スピン・パワー型として、回転を使って攻める展開を後押しします。HEADのラインの中では、スピンを主役に据えたい人が見ておきたい系統で、回転量を使って攻めるストローカーに合います。
コントロール寄りのGravityやPrestigeとは狙いが対照的で、Extremeは回転で深さと変化を作る性格です。飛びを補助するBoomとも違い、こちらは弾きより回転が持ち味になります。回転をかけて相手を押し込みたい人、跳ねるボールで主導権を取りたい人が、HEADの中でスピン系を探すときの候補です。
HEAD Prestige MP テニスラケット

Prestige MPは、HEADのコントロール系を長く象徴してきた伝統あるPrestigeシリーズのモデルです。飛びや回転をラケットに任せず、自分でボールを作って方向と深さを細かく調整したい上級者に向けた設計で、シリーズの中でも精度を追う性格が濃い一本です。打球感とコントロールを細かく調整したい上級者向けと位置づけられます。
同じコントロール寄りでも、扱いの幅が広いRadicalや、面の落ち着いたGravityより、Prestigeは打ち手の技術を前提にします。自分でボールを作れる人が、精度と打球感を重視して選ぶモデルです。飛びすぎに悩む初中級者ではなく、狙いを突き詰めたい段階のプレーヤーが、HEADのコントロール系の最終候補として選ぶ一本になります。
HEADのシリーズを技術レベルで選ぶ
シリーズの狙いが分かっても、自分のレベルとどう結びつけるか迷うことがあります。段階別に整理すると選びやすくなります。
初中級から始めるなら
これからスイングを固める段階や、力に頼らず深さを出したい段階では、飛びを補助してくれるBoomや、テンポよくまとめられるSpeedが候補になります。ラケットの反発が返球を助けてくれるため、フォームがまだ安定しない時期でも、深いボールを返しながら上達を進めやすくなります。まずコートで打ち続けられること、深さを確保できることを優先したい段階に向きます。
中上級で個性を出すなら
スイングが固まり、自分の武器を作りたい段階では、回転のExtreme、面の安定と打感のGravity、中庸で扱いの幅が広いRadicalが候補になります。回転で攻めたいのか、狙って置きたいのか、弱点を作らずまとめたいのか、自分のプレースタイルに合わせてシリーズを選べます。飛びの補助より、自分で球を作る余地を残したい段階に向きます。
上級で精度を追うなら
自分でパワーも回転も作れて、方向と深さを細かく突き詰めたい段階では、Prestigeが選択肢になります。飛びをラケットに任せない設計なので、技術がある人ほど狙いどおりに操作でき、そうでない人には難しく感じられます。すでにコントロール系を使い込み、さらに精度を上げたい人が、最後にたどり着くシリーズという位置づけです。
プレースタイル別のHEADの選び方
レベルだけでなく、自分の戦い方からもシリーズを絞れます。攻め筋に合わせると、シリーズと実戦がつながります。
攻撃的なストローカーなら
ストロークで先に仕掛けて主導権を取りたいなら、回転で押し込むExtremeか、反発で深く速く打てるBoomが候補です。回転でボールを重くして押すか、フラット気味に弾いて速さで押すかで、この2系統が分かれます。自分が回転で沈めたいのか、スピードで押したいのかを決めると、攻撃型の中でも狙いに合うシリーズが見えてきます。
つなぎと展開で組み立てるなら
無理に攻めず、深いボールで相手を動かして展開を作るタイプなら、中庸のRadicalや、面の安定と打感のGravityが候補です。一芸に振らず、ラリーで崩れず、狙いどころで仕留める組み立てに向きます。ミスを抑えて長いラリーを支配したい人は、飛びや回転より、面の落ち着きと扱いの幅を重視するとかみ合います。
ネットプレーやダブルスが多いなら
前衛でのボレーや、素早い持ち替えが多いなら、面の安定したGravityや、扱いの幅が広いRadical、テンポよく振り抜けるSpeedが候補です。触れば安定して返せる面の落ち着きと、素早く操作できる取り回しの両立が効きます。ストロークとボレーのどちらも成り立つバランスを、これらの中庸〜コントロール寄りのシリーズから選ぶと安定します。
買う前に確認しておきたいこと
シリーズとレベルで候補を絞れたら、世代や張り上げの条件を詰めておくと、届いてからのズレを減らせます。
世代(イヤーモデル)を確認する
HEADはシリーズを年ごとに更新するため、同じシリーズ名でも世代によって仕様や打感が調整されることがあります。狙ったシリーズが決まったら、現行世代か旧年式かを確認し、可能なら店頭で最新モデルの打感を確かめます。旧年式は価格が下がることもありますが、現行と打ち味が違う場合があるため、どちらを選ぶかを把握しておくと納得して買えます。
ガットとテンションで打感を調整する
HEADのフレームでシリーズを決めたら、ガットとテンションで最終的な飛びと打感を合わせます。飛びを抑えたいなら硬めのポリを高めのテンションで、回転や柔らかさを足したいなら緩めに、といった調整が効きます。コントロール系は飛びすぎに悩みにくい一方、パワー系のBoomは張り上げで飛びを抑える余地を見ておくと、狙いに合わせられます。
グリップサイズと重量を握って確かめる
シリーズが合っていても、重量が振り切れなければ持ち味は生きません。自分が最後まで振り切れる重さかを確かめ、グリップは指一本ぶんの余裕を目安に太さを選びます。上級コントロールのPrestigeなどは、技術と体力が前提になるため、背伸びしすぎないか、守備やサーブでも扱えるかを試打で確認しておくと安心です。
公式ページで現行モデルと在庫を確認する
同じシリーズ名でも、年式や世代で仕様やカラー、在庫が変わります。狙ったモデルが決まったら、購入前に公式ページで現行かどうかと在庫を確認し、旧年式か現行かを把握してから注文すると、想定と違う仕様が届く事態を避けられます。
まとめ
HEADのラケットは、シリーズ名がそのまま設計の狙いを表します。テンポと総合力のSpeed、飛びのBoom、中庸のRadical、面の安定と打感のGravity、回転のExtreme、精度を追うPrestige。まず「テンポ・飛び・回転・コントロール・精度」のどれで組み立てたいかを決めてシリーズを絞り、次に自分のレベルに合う難易度を選ぶ、という順で考えると迷いません。
初中級ならBoomやSpeed、中上級ならGravity・Extreme・Radical、上級で精度を追うならPrestige、と段階で候補が変わります。最後は世代(年式)を確認し、ガットとテンション、グリップまで含めて調整し、自分が振り切れる重量かを試打で確かめてから選ぶと、シリーズの狙いを活かしきれます。