「ダンロップのテニスラケットを使ってみたい!」
テニスが上達し、使う道具にもこだわりを持つようになってきたころ、ダンロップから提供されているテニスラケットを使ってみたいと思う方も少なくないでしょう。
伝説のテニスプレイヤー「ジョン・マッケンロー」も愛用したダンロップのテニスラケットは、テニスプレイヤーにとって憧れのメーカーではないでしょうか。
今回は、そんなダンロップのテニスラケットを探している方に向けて、ダンロップのテニスラケットの特徴や、商品一覧、その歴史やおすすめの商品などをご紹介していきます。
ダンロップのテニスラケット一覧
まずは、ダンロップのテニスラケットにはどのような商品があるのか、ダンロップのテニスラケットの商品をひとつずつご紹介していきます。
ダンロップ CXシリーズ
ダンロップは長い歴史の中で、テニスラケットの商品において様々なシリーズを展開しています。
現在主流となっているテニスラケットシリーズの一つ「CXシリーズ」は、ラケット自体は薄いタイプですが、ボールの伸びが良く振り抜き良いラケットになっています。それぞれの特徴について見ていきましょう。
ダンロップ CX 200 TOUR
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ CX 200 TOUR最大の特徴は、「コントロールの良さ」です。
CX 200と比較すると、打球の感覚が柔らかく、反発力が抑えられているためコントロールしやすくなっており、重量がある分、打ち負けにくいのも特徴です。
メーカー希望小売価格 | 34,000円(税別) |
全長 | 95平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0 インチ. |
平均重量 | 310g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 200/200+
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ CX 200 TOURと比べて、デザイン性は統一されているものの、ダンロップ CX 200 TOURと比べて全長が長く、飛びとコントロールが良いモデルです。
CX 200では、27.0 インチのフェイス面積となっており、CX 200 +では、フェイス面積は27.5 インチとなっています。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 98平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0~27.5インチ. |
平均重量 | 305g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 200 JAPAN LIMITED
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
2019年に開催された三菱全日本テニス選手権94thにおいて、明治安田生命所属の野口選手が男子シングルスにて優勝しましたが、その時に使用していたラケットがDUNLOP CX 200 JAPAN LIMITEDです。
最大の特徴は、JAPANの日の丸を意識した赤白カラーのデザインです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 98平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 305g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 200 LS
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ CX 200モデルと比べると重量が少ない分、打球感はやや硬めとなっており、スイートエリアを拡大しているため、高速スイングに適したモデルとなっています。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 98平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 290g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 400
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
全長100 平方インチと、パワーを重視しているモデルで、スイートエリアを先端方向に拡大しているため、リカバリー性や振り抜きの良さに優れています。
オールラウンドで活躍するテニスラケットとして人気のモデルとなっており、初心者にもおすすめです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 285g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 400 BLACK X PINK
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ CX 400の限定カラーモデルです。
その名の通り、黒とピンクのカラーでデザインされたラケットとなっており、オールラウンドで活躍するラケットなので、初心者の方で特に女性にはおすすめのカラーモデルです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 285g(フレームのみ) |
ダンロップ CX 400 JAPAN LIMITED
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
同じくダンロップ CX 400の限定カラーモデルです。
こちらは日本限定モデルで、日の丸カラーである白と赤でデザインされたラケットとなっており、ナショナルカラーでプレイしたい方にはおすすめです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 285g(フレームのみ) |
ダンロップ SXシリーズ
次に、ダンロップ SXシリーズについて、それぞれの商品をご紹介していきます。
ダンロップ SXシリーズの特徴としては、ゲームの高速化が見られる近年の特徴に合わせて、飛びの安定感を向上するための「弾道補正機能」を搭載しています。
現在特許出願中のスピンブーステクノロジーにより、安定したスピン弾道を可能にしています。
ダンロップ SX 300 TOUR
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ SX 300 TOURモデルは、打球感が柔らかく、ボールの飛びが強く、スピンが強めにかかるテニスラケットとなっているため、中級者や上級者向けのラケットです。
重さのあるスピンを求めている方は、ダンロップ SX 300 TOURがおすすめです。
メーカー希望小売価格 | 34,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 310g(フレームのみ) |
ダンロップ SX 300
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ SX 300モデルは、ダンロップ SX 300 TOURモデルと比べ重量が少ないため、TOURモデルと比べると打球感の重さは感じないでしょう。
スピンが掛かることはTOURモデルと同様ですが、TOURモデルと比べると軌道の上りが強いラケットです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 300g(フレームのみ) |
ダンロップ SX 300 LS
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ SX 300モデルの軽量バージョンがダンロップ SX 300 LSです。
ダンロップ SX 300モデルと比べ軽量化されている分、打球感の重さはダンロップ SX 300モデルの方が重い感じがしますが、操作性の良さはLSの方が良いでしょう。安定したスピンを打ち込めるモデルです。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 285g(フレームのみ) |
ダンロップ SX 300 LITE
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ SX 300 LSからさらに軽量化されたモデルがダンロップ SX 300 LITEで、SXシリーズの特徴でもあるスピンやコントロールに優れている部分はそのままに、軽量化されて使いやすいモデルとなっています。
また、ジュニアのステップアップにも最適なモデルの一つです。
メーカー希望小売価格 | 28,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 270g(フレームのみ) |
ダンロップ SX 600
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップ SX 600モデルは、フェイス面積や全長が長い分、パワーのあるラケットです。
SXシリーズの特徴でもある弾道補正機能を搭載しているため、パワーのあるショットを正確なコントロールで打ち込むことができるラケットとなっているため、オールラウンドでお使いいただけます。
メーカー希望小売価格 | 33,000円(税別) |
全長 | 105平方インチ. |
フェイス面積 | 27.25インチ. |
平均重量 | 270g(フレームのみ) |
SRIXON REVOシリーズ
SRIXON シリーズは、2009年からダンロップで提供されはじめたシリーズで、CVシリーズ、CXシリーズ、CSシリーズ、CZシリーズなどを展開しています。
SRIXON REVO CS 8.0
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO CS 8.0は、CSシリーズの特徴でもあるスイートエリアが大きいラケットです。
軽量ながら全長の長さやフェイス面積の広さから扱いやすいラケットとなっていながら、ボールへの喰いつきが向上されたモデルとなるため、マイルドな打球感を実現しています。
メーカー希望小売価格 | 35,000円(税別) |
全長 | 110平方インチ. |
フェイス面積 | 27.5インチ. |
平均重量 | 255g(フレームのみ) |
SRIXON REVO CS 10.0
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ダンロップが提供している「デュアルブリッジ・システム」を搭載しているこのラケットは、メインストリングとスプリングラバーの効果により、2重構造になっています。
反発性能を維持しつつも、ボールへの喰いつきの良いラケットになっています。
メーカー希望小売価格 | 36,000円(税別) |
全長 | 115平方インチ. |
フェイス面積 | 27.5インチ. |
平均重量 | 255g(フレームのみ) |
SRIXON REVO CS 10.0 BLACK
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
こちらはSRIXON REVO CS 10.0モデルのブラックカラーの限定モデルです。
デザインの中でブラックを多くしたモデルとなり、限定モデルが好きな方はこちらのカラーがおすすめです。
メーカー希望小売価格 | 36,000円(税別) |
全長 | 115平方インチ. |
フェイス面積 | 27.5インチ. |
平均重量 | 255g(フレームのみ) |
SRIXON REVO CX 270
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO CX 270は、ジュニア用に開発されたラケットで、SRIXON REVO CXの特徴をそのままにジュニアが競技用として利用するためのラケットとして販売されています。
平均重量は軽く、全長やフェイス面積もジュニア用に合わせて少なくなっています。
メーカー希望小売価格 | 18,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 250g(フレームのみ) |
SRIXON REVO CX 255
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO CX 255もジュニア用のモデルです。
ジュニアがテニスを始めるときには安価で使いやすいためおすすめのモデルとなっており、反発性に優れているためジュニアでも楽に飛ばせるのが特徴です。
メーカー希望小売価格 | 9,000円(税別) |
全長 | 100平方インチ. |
フェイス面積 | 25.5インチ. |
平均重量 | 225g(フレームのみ) |
SRIXON REVO 25
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO 25もジュニア用のモデルです。
SRIXON REVO 25は、適正年齢8歳~10歳までとなっており(あくまでも目安)、125cm~150cmの方に向いているラケットです。
公益財団法人 日本テニス協会が推奨する「TENNIS PLAY & STAY」プログラムに対応したモデルです。
メーカー希望小売価格 | 4,300円(税別) |
全長 | 105平方インチ. |
フェイス面積 | 25.0インチ. |
平均重量 | 230g(フレームのみ) |
SRIXON REVO 23
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO 23も「TENNIS PLAY & STAY」プログラムに対応したジュニアモデルのラケットです。
SRIXON REVO 23は、適正年齢6歳~8歳までとなっており(あくまでも目安)、110cm~130cmの方に向いているラケットです。
メーカー希望小売価格 | 4,300円(税別) |
全長 | 105平方インチ. |
フェイス面積 | 23.0インチ. |
平均重量 | 215g(フレームのみ) |
SRIXON REVO 21
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
SRIXON REVO 21も「TENNIS PLAY & STAY」プログラムに対応したジュニアモデルのラケットです。
SRIXON REVO 21は、適正年齢3歳~5歳までとなっており(あくまでも目安)、95cm~115cmの方に向いているラケットです。
メーカー希望小売価格 | 4,000円(税別) |
全長 | 95平方インチ. |
フェイス面積 | 21.5インチ. |
平均重量 | 190g(フレームのみ) |
SRIXON ADFORCEシリーズ
SRIXON ADFORCEシリーズは、初心者や競技用ではなく楽しみたいプレーヤーに向いているテニスラケットで、入門者やレクリエーションに適したモデルとなっています。
SRIXON ADFORCE
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ストリングの不快な振動や衝撃を吸収するVAシステムを搭載しているモデルで、テニスに慣れていない方でも振動などによる不快感が軽減されているため、テニスの楽しさを感じやすいラケットとなっています。
レクリエーション感覚で始めたい方はこのモデルがおすすめです。
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
全長 | 110平方インチ. |
フェイス面積 | 27.0インチ. |
平均重量 | 300g(フレームのみ) |
このように、ダンロップから提供されているテニスラケットには様々な種類があります。
ダンロップのテニスラケットの歴史について
次に、ダンロップのテニスラケットについて、その歴史を見ていきましょう。
ダンロップはタイヤで有名な企業ですが、ゴルフボールやテニスラケットなど、スポーツ業界に参画してからは長い歴史を持っています。
ダンロップテニスラケットのはじまり
それでは、ダンロップのテニスラケットの歴史について、数年おきにポイントを絞ってどのような歩みを辿ってきたのか確認していきましょう。
1974年 MAXPLY FORT
ダンロップがテニスラケットを初めて開発し販売したのが1974年となっており、この時販売したのが「MAXPLY FORT」です。
MAXPLY FORTは、ウッド製のテニスラケットで、9,500円で販売されました。
この記事を読んでいる方の中には、「懐かしいなぁ」と感じている方もいると思いますが、昔テニスラケットはウッド製で、今では考えられないような重さをしていました。
現代では軽量化し、技術が発達しているためよく飛ぶラケットが多いですが、当時は重たい木でできたラケットが主流でした。
1976年 MAXPOWER(炭素繊維のテニスラケット)
初めてテニスラケットを販売してから2年後、既にダンロップはウッド製のラケットからカーボンファイバー製のテニスラケットを開発し、販売していました。
18,000円で販売されたMAXPOWERは、ウッド製よりも軽く、当時人気を集めたラケットの一つとなりました。
同年 SPORTY SILVER(アルミ製のテニスラケット)
また、ダンロップは同年に、アルミ製のテニスラケットであるSPORTY SILVERを販売しています。
カーボンファイバーのラケットよりも安価な8,500円で提供され、ダンロップとしてはカーボンファイバーでもウッド製でもない新たな素材でのテニスラケットの開発に成功しています。
1982年 MAXPLY McENROE(マッケンローモデル)
そして、ついにマッケンローモデルを販売したのが1982年のことでした。
今でも伝説に残るパワフルなサーブ&ボレーが特徴のマッケンローは、当時全テニスプレイヤーの憧れの的であったと言っても過言ではないでしょう。
そんなマッケンローをモデルにしたMAXPLY McENROEは、18,000円で販売され、同時にMcENROE JUNIORというジュニア用のラケットも開発しています。
1986年 SPACELITE 120(当時世界一軽いスペースカーボンモデル)
ダンロップは当時「世界一軽い」テニスラケットの開発に成功しています。
SPACELITE 120は、スペースカーボン製のテニスラケットで、世界一軽いラケットとしてラケットの軽量化を引率したメーカーであると言えるでしょう。30,000円で販売されていました。
また、その他に翌年は通商産業省選定のグッドデザイン商品なども販売しています。
1988年 GOLDEN GRAND SLAM SPECIAL EDITION MAX 200G(世界制覇をしたテニスラケット)
GOLDEN GRAND SLAM SPECIAL EDITION MAX 200Gは、1988年にゴールデングランドスラムを達成した年に販売されたゴールデンスラムモデルです。
世界制覇をしたラケットとして、世界同時特別限定販売をしたこのラケットは、世界に限定500本として28,000円で販売されました。
1994年 PRO-1000RIM(ナイロン製法の次世代ラケット)
1994年には、ナイロン製法の次世代ラケットとして、PRO-1000RIMが38,000円で販売されました。
グラファイト、ナイロン、グラスの素材を利用したテニスラケットで、それぞれを理想的に組み合わせることによって開発されたモデルです。
ウッド製からカーボンファイバー、アルミと様々な素材を試行錯誤して作られてきたテニスラケットも、ここでさらに進化を遂げた形となります。
2009年 SRIXON X 2.0 TOUR(SRIXONモデルスタート)
2009年には、現代もシリーズとしてダンロップのメインのラケットともなっているSRIXONシリーズのはじまりとしてSRIXON X 2.0 TOURが販売されました。
33,000円で販売されたこのモデルは、コントロールを重視したダイアモンドカーボンなどを組み合わせた素材のテニスラケットとなり、今でもその進化を続けています。
2011年 SRIXON REVO X2.0 TOUR(SRIXON REVOスタート)
2011年には、SRIXONシリーズの中でもさらに進化を遂げ、コントロールだけではなくパワフルな飛びも追及して生まれたSRIXON REVO X2.0 TOURモデルが33,000円で販売されました。
現在もこのモデルの継承されたテニスラケットが販売されており、多くのテニスプレイヤーが利用しています。
SRIXON REVO CVモデルについて
2018年にはSRIXON REVO CVモデルを発表しており、これまでの長い歴史の中で培ってきた技術をもとに、さらに進化したモデルを販売しています。
新形状スロートの採用
SRIXON REVO CVモデルの特徴の一つである「新形状スロート」は、回転重視のスロートと、スピード重視のスロートの2種類があり、どちらもスロート部分に着目して開発されたものです。
喰いつきの良さを強化したモデルでは、Vエナジー・シャフト2という技術を採用し、スロート部分のしなりを向上させることに成功しています。
また、スピード重視のスロートでは、スロート部分の剛性、つまり形の変化への対応を強化した「溝なしラウンド形状」を採用しています。
異なる二つのモデル(CVモデル、CV Fモデル)
SRIXON REVO CVモデルには、異なる二つのモデルが存在し、CVモデル・CV Fモデルとしてそれぞれ利用するテニスプレイヤーの目的に合わせた作りとなっています。
CVモデル
CVモデルでは、回転を重視したモデルとなっており、スピンを良く使う方におすすめのモデルで、前後左右に打ち分けて相手を追い詰めるような戦略的なテニスを行う方には向いているテニスラケットです。
CV Fモデル
CV Fモデルは、ドライブ系のショットが得意なラケットで、高速ショットや早い展開のゲームを好む方にはおすすめのラケットで、攻撃的なテニスをする方には向いています。
このように、ダンロップで開発されたテニスラケットでは、現在進化し利用するテニスプレイヤーの目的や戦略に合わせてテニスラケットを選択できるようになっています。
ダンロップのテニスラケットの特徴
ここからは、ダンロップのテニスラケットについての特徴を見ていきましょう。
主要は4シリーズ
ダンロップが提供しているテニスラケットの主流は4シリーズとなっています。
それぞれ、CXシリーズ、CVシリーズ、CZシリーズ、CSシリーズとなっており、その中でも日本で主要なのはCXシリーズ、CVシリーズです。
プロが利用している
ダンロップのテニスラケットの特徴の一つとして、プロのテニスプレイヤーも多く利用しているという部分があり、特にマッケンローなど世界的にも有名な選手が利用していたことや、今でもトップレベルのプロが利用していることも特徴と言えるでしょう。
独特な粘り
ダンロップが提供しているテニスラケットを利用すると、他のラケットに比べて独特の粘りがあり、ボールを打つときにボールの喰いつきを感じることができるでしょう。
力の強い方や男性が無意識に力強く振ってもコントロールしやすいラケットであるということが特徴です。
ダンロップのテニスラケットの選び方
ここからは、実際にダンロップが提供するテニスラケットの選び方について見ていきましょう。
ダンロップのテニスラケットの選び方には、目的別・レベルに合わせてなど抑えるポイントがありますので、それぞれ見ていきましょう。
目的別に選ぼう
まずは目的別の選び方です。
激しいスイングがしたい方
ガンガン激しいスイングをしたい方は、反発力が抑えられたモデルを選択すると良いでしょう。
具体的には、ダンロップ CX 200 TOURのモデルなどがおすすめです。
ダンロップの特徴として、ボールの喰いつきが良いという点があるため、どのようなラケットにおいても力強く打ってもコントロールしやすいですが、ダンロップ CX 200 TOURは特におすすめです。
ダイレクトな打感を求める方
ダイレクトな打感を求める方には、ダンロップのラケット全般がおすすめですが、特にCXモデルがおすすめです。逆に、打感よりもスピンなどを求める方にはSXモデルがおすすめとなっています。
さらに、「しっかり打った!」という感覚よりもカチッとした打感を求める方には、ダンロップ CX 200 LSなどがおすすめです。
レベルに合わせて選ぼう
ダンロップのテニスラケットを選択する方法の一つに、レベルに合わせるという方法があります。
「道具から先に入る」方や、「形から入る」方は、良いテニスラケットを購入して気分よく始めたいということもあると思いますが、テニスはラケット選びによって「楽しくプレイできるか」が影響します。
レベルに合ったラケットを選ぶこともテニスを楽しむコツの一つです。
初心者
初心者の方が初めに購入するテニスラケットとしておすすめなのは、「ダンロップ CX 400」や「ダンロップ CX 400 BLACK X PINK」「ダンロップ CX 400 JAPAN LIMITED」です。
こちらのモデルは、スイートエリアを拡大しているモデルとなっているため、初心者でも使いやすいモデルとなっています。
また、レクリエーション感覚で始めたい方には「SRIXON ADFORCE」がおすすめです。
中級者
次に、中級者の方におすすめなのは「ダンロップ CX 200 TOUR」や「ダンロップ CX 200/200+」がおすすめで、スピンを重視したい方には「ダンロップ SX 300 TOUR」や「ダンロップ SX 300」がおすすめです。
中級者の方は、自分に合ったモデルを色々と試しながら試行錯誤する方も多いと思いますので、色々な種類のラケットを試してみることがおすすめです。
上級者
上級者の方におすすめなのは「ダンロップ SX 300 TOUR」や昔ながらの「薄ラケ」を好む硬派な方には、「ダンロップ CX 200」もおすすめです。
スピン派の方はSXシリーズを選択すると良いでしょう。
抑えるポイント
次に、テニスラケットを選択する上で、押さえておくべきポイントを見ていきましょう。
ラケットの重さ
テニスラケットを選択する上で注目したいのは、「ラケットの重さ」です。
先述したように、昔はラケットがウッド製しかなかったため、木でできたラケットは重く、テニスをする上で重たいラケットを使うことが必要でした。
しかし、今では軽量化されており、軽いもので270g、重いものでも310gほどとなっているため、昔から比べると軽いのですが、それでもちょっとした重さの違いによって使い勝手が異なるため、重さも確認しましょう。
ラケット面の大きさ・厚み
次に、ラケット面の大きさと厚みも選択するポイントの一つです。
ラケットのフェイス面の広さは、狭いもので95インチ、広いもので105インチなどの種類があり、その広さによって打ちやすさやコントロールのしやすさが変わります。
フェイス面が大きいほどスイートエリアが広く打ちやすくなっており、フェイス面が小さいほどスイートエリアが狭く打ちづらいですが、コントロールしやすいのが特徴です。
また、厚みに関しては、フレームの厚みのことで、フレームが厚いほどパワーのあるショットが打て、楽に遠くまでボールを飛ばせます。
一方、厚みが薄いと飛ばしづらいですが、コントロールしやすいのが特徴です。
グリップの太さ
次に、グリップの太さもラケットを選択するポイントになります。
テニスラケットには、0~4のサイズがあり、0に近づけば近づくほど細く、4に近づけば近づくほど太くなっており、一般的には2や3のサイズを利用する方が多くなっています。
実際にグリップサイズを調整してみて使いやすさを試してみるのが一番です。
ダンロップという会社について(取り組み)
ここからは、いったんテニスラケットから離れて、ダンロップという会社について見ていきましょう。
ダンロップと言えばタイヤ
まず、ダンロップと言えばタイヤをイメージする方が多いのではないでしょうか。
元々ダンロップはタイヤメーカーとして世界的に有名になった会社で、世界で初めて空気入りのタイヤを実用し、日本で初となる自動車用のタイヤを製造した会社でもあります。
1888年空気入りタイヤの実用化
1888年にイギリスの会社としてダンロップは空気入りのタイヤの実用化を実現しました。
今でこそスポーツ業界でもゴルフやテニスなど幅広く事業を展開しているダンロップですが、元々はタイヤから始まり、今でもタイヤの事業は日本でも行われています。
テニスをプレイしている方や、テニスを始めた方にとっては、ダンロップというメーカーはテニスラケットなどの道具を製造しているメーカーという意識が強いかもしれませんが、テニスをしていない方にとってはタイヤを作っている会社というイメージしかないかもしれません。
1913年日本初となる自動車用タイヤ製造
また、ダンロップは日本においても1913年に日本初となる自動車用のタイヤを製造する会社として、日本の中でも注目を浴びた会社です。
1912年には全国でも521台しかなかった自動車ですが、ダンロップが空気入りタイヤを生産したこともあり、1926年には4万70台にまで増えていきました。
タイヤや車の業界においても、テニスの業界においても大きな影響を与えてきている会社として、世界的にも多くの方に認知されているメーカーとなっており、常に技術進化などを行い、いくつもの「世界初」を生み出してきた会社です。
スポーツ事業への取り組み
元々タイヤから始まったダンロップですが、ゴム製品を扱っている中で、ゴルフやテニスなどのスポーツ用品にも力を入れ、今ではテニススクールなどの運営も行っています。
テニスやゴルフ
ダンロップは、タイヤだけではなくテニスやゴルフ用品についても力を入れ、テニスラケットやテニスボール、ストリングやシューズなどテニス業界でもプロが利用するものを多く提供しています。
また、ゴルフ業界においても、ウッドやユーティリティ、ボールやゴルフバックにウェアなど、様々な商品を展開し、ゴルフ業界にも大きな影響を与えている会社です。
スクールも運営
また、ダンロップが運営するテニススクールやゴルフスクールがあり、ゴルフにおいてはオリジナルのスイング理論や独自の技術を持ち、全国100会場展開しています。
テニススクールにおいては、ダンロップブランドを活かして大会やイベントなども開催しています。
ダンロップの技術
ダンロップはタイヤを生産した時代から、日々技術が進化し、テニス業界においてもゴルフ業界においても大きな影響を与えています。
デジタルインパクト
ダンロップはその時代ごとに先を行く高い技術を持ち、現代においてはデジタルインパクトという技術によって、ゴルフやテニスでのボールトのインパクトの瞬間をコンピュータ解析し、ボールの内部の状況や、インパクトの瞬間を止めて観るなどを実現しています。
その間、なんと1万分の5秒というインパクトの瞬間をもっと細かな単位でシミュレーションすることができるようになっています。
ダンロップを使っている有名テニスプレイヤーは?
最後に、ダンロップを使っている有名なテニスプレイヤーをご紹介していきます。
ジョン・マッケンロー
ダンロップと言えば、伝説のテニスプレイヤー「ジョン・マッケンロー」の名前は外せません。
サービス&ボレーが有名なジョン・マッケンローは、サーブと同時にネットへダッシュするスタイルが特徴的なテニスプレイヤーですが、その実績は全米オープン優勝や、ウィンブルドン優勝など輝かしい成績を残しています。
1980年代の世界最強のテニスプレイヤーとして、競技としてテニスを楽しむ方は、名前だけは聞いたことがあるという方がほとんどでしょう。
ダンロップにおいても、マッケンローモデルのテニスラケットを販売しています。
ケビン・アンダーソン
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ケビン・アンダーソンは、2018年7月にはシングルスランキング5位になるなど、世界的にも有名な選手で、203cmもある身長から繰り出される高速サーブは、多くのプロテニスプレイヤーが悩まされました。
2017年・2018年の全米オープンでは準優勝しています。
ジェイミー・マレー
出典:https://sports.dunlop.co.jp/tennis/
ジェイミー・マレーは、スコットランド出身の選手で、ダンロップの契約プロテニスプレイヤーです。
全豪・全米でダブルスにおいて優勝しており、弟のアンディも有名なテニスプレイヤーで、マレー兄弟として世界的にも有名な選手です。
弟のアンディとだけではなく、どのようなパートナーでも実績を挙げており、ダブルスとしては数多くの実績を持つテニスプレイヤーです。
まとめ
ここまで、ダンロップのテニスラケットについてご紹介してきました。
ダンロップのテニスラケットには多くの種類がありますが、それぞれシリーズ化されており、シリーズごとに特徴があります。
テニスラケットを選択するポイントには目的別やレベル別など、様々な選び方ができ、抑えるポイントとしては、ラケットの重さやフェイス面の広さ、グリップなどがありました。
ダンロップのテニスラケットを使用している有名なテニスプレイヤーは数多く存在しますが、その中でもジョン・マッケンローが使っていたということは、テニスをする方であれば選びたいメーカーの一つになるのではないでしょうか。
是非、自分のプレイスタイルやレベルに合わせたテニスラケットの選択をして下さい。
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