数あるテニス用品の中から、今回は「ガット」について掘り下げていきます。
ガットはプレーの質を決めると言っても過言ではない部分で、上達を図るには慎重に選ばなくてはなりません。
メーカー別の特徴や素材の違い、テンションの強さやプレースタイルに応じた選び方など、実は何かと奥深いものです。必要な知識を網羅して掲載していきますので、ガットについて学びたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
また、記事の後半からはおすすめのガット10選も紹介しますので、もし気になったガットが見つかれば購入を検討してみましょう。
初心者がテニスガット選びで押さえるべきポイント
まずは初心者がガットを選ぶ時に重要なポイントについて解説していきます。
素材で選ぶ
ポリエステル
1つ目は服の素材としてもお馴染みのポリエステルです。ポリエステルガットはガットの中でも近年最も進化を遂げている種類の一つです。
進化のスピードが速い理由は、ポリ系ガットの構造に隠されています。基本的にポリ系ガットは単一繊維の非常にシンプルな形で構成されているため、原材料の配合を変えるだけで済み、製造装置を変える必要がありません。
そのため、比較的短期間に開発でき、新製品が続々と登場している背景があります。
それではポリエステルガットはどのような性質があるのでしょうか?いかに簡単にまとめてみました。
- 耐久性が高い
- 反発力が低い
- 打球感が良い
- コントロール性能が良い
ポリエステルガットは耐久性が高くて反発力は低く、コントロール性能が良いので、パワーショットを打ちたい方向けのものです。ただし、すぐに緩くなりやすいため、1か月から3か月のスパンで張り変える必要があります。
ナイロン
続いて紹介するのはナイロンガットです。ナイロンガットは価格が良心的で性能のバランスも良いので、ストリング素材の中では最も多く使われています。
ナイロンガットには以下のように大きく分けて2つの種類があります。それぞれ1つずつ説明するので覚えておきましょう。
- モノフィラメント
- マルチフィラメント
まずはモノフィラメントですが、1本の太い芯に対して細い糸を巻き付けています。反発性と耐久性に優れ、シャープな打感があり、安価で性能的にも癖がありません。特にラケットにこだわりがない方にはおすすめの素材です。ガットが切れにくいですが、高反発なので球離れが早く、コントロールは若干難しくなります。
一方、マルチフィラメントはモノ系と違って芯はなく、糸の細い繊維を束ねています。繊維が一本一本収縮するので、ホールド感が良くなり、振動吸収力も高いです。打った感触が柔らかく、ショットをコントロールしやすくなる上に、肘に負担がかかりにくいのも魅力です。
ただし、マルチフィラメントは作りが細かく、耐久性には弱点があります。スイングスピードが速い人やパワーがある人が使うと壊れやすくなります。
ナチュラルガット
出典:https://tennis-advantage7.com
ナチュラルガットは「ガットの王様」と呼ばれ、現在では牛の腸から作られていることが多いです。昔は羊の腸から作られていることもあったので、その名残で「シープ」と呼ばれることもあるようです。
そんなナチュラルガットの主な特徴は以下の通りです。
- 値段は高めでやや切れやすい
- 高反発性がある
- 振動吸収率が良い
- ホールド感が高い
ナチュラルガットは高反発性、振動吸収率、ホールド感に優れ、機能性は充実しています。従ってトッププロの中でも使っている選手が多くいます。
ただし、動物の腸の繊維を使っていることもあり、値段は少々高めです。値段が高いにも関わらずすぐに切れやすい、湿気には弱いなど、耐久性が良くないので、慎重に選ぶことが求められます。
ハイブリッドガット
出典:https://startennis-labo.com
ハイブリッドガットとは、縦糸(メインと呼ばれる)と横糸(クロスと呼ばれる)にそれぞれ別のガットを使用したものを指します。すなわち、縦はポリエステル、横はナイロンのように組み合わせるのです。
中でも最も多い組み合わせが縦糸にポリエステル、横にナチュラルの形で、ポリエステルの耐久性の高さとナチュラルの柔らかい打感が出るので、自分で性能が優れたラケットを作れます。ちなみに錦織圭選手、テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー選手もハイブリッドガットを取り入れています。
ただし、ハイブリッドガットの場合は耐久性の異なるガットを組み合わせるため、テンションが落ちやすくなったり、切れやすくなったりします。メンテナンスが難しく、出費もかさむため、初心者向けではありません。
メーカーで選ぶ
ヨネックス
1つ目はテニス・バドミントンの分野で名高いヨネックスです。言わずと知れた国内メーカーの一つで、西岡良仁選手や大坂なおみ選手が契約していることで、大きな注目を浴びています。
実際のところヨネックスはガットを売りにしているわけではありません。それでも打球感重視のガットを数多く開発しており、ポリツアーシリーズやマルチ系のエアロンスーパーシリーズには多くのファンが存在しています。価格は3,000円台で学生向けであれば2,000円台で販売されているものもあります。
最近ではポリ系でハードヒットに耐えやすいタイプの開発に力を注いでおり、今後はガットメーカーとしての地位も築いていくかもしれません。
バボラ
バボラはラケットスポーツ専用メーカーとして幅広く知られ、テニスガットでもトップの地位を確立しています。
元々バボラは弦楽器の弦を生産していたメーカーでもあり、ガットの質には古くからこだわりを持っていたようです。サーモテクノロジーという技術を用いて安定した品質のガットを売り出しており、ポリエステルからナチュラルまで広く取り扱っています。
バボラのガットの特徴はボールコントロール力の高さで、スピンの掛けやすさもピカイチです。テニス界のレジェンドの一人、ラファエル・ナダル選手もポリウレタン系のシリーズ、「ブラスト」を愛用しています。
価格の平均は3,000円台ですが、中には高級品として10,000円を超えるガットも存在します。
テク二ファイバー
テク二ファイバーは1978年にフランスで生まれたスポーツメーカーで、テニスガットはフランスの自社工場で開発・製造されています。
マルチストリングにポリウレタンを仕込んだ最初のメーカーで、現在のマルチストリングの基礎を作り上げたことで知られています。ポリウレタンをガットの内部まで浸透させていることで切れる直前までパフォーマンスの高さを維持できるとともに、伸縮性・テンション維持力も向上させています。
価格は大方3,000円台が平均ですが、種類や性能の違いによっても変わってきます。
ゴーセン
ゴーセンは日本のガットメーカーで、シンセティックガット(人工ガット)のパイオニア的存在です。
世界のシンセティックガット市場の60%以上を占めていると言われており、「一本の糸から豊かな暮らしを創造する」をコンセプトに、各種商品を製造・販売しています。
ゴーセンは他のメーカーと比べるとポリ系ガットの開発が遅れていました。一方でナイロン系ガットの製造には開業から力を入れ、コントロール性やスピン量のバランスをとりわけ重視しています。
シリーズも多種多様にあり、スピンのかかったスピードボールを生み出しやすい「AK PRO 17 シリーズ」ややわらかな打ち応えのある「AK POWER」など、好みに合わせて選べます。
価格も基本的に税込みで2,000~3,000円程度のものが多いので、学生にも人気のメーカーです。
プレースタイルで選ぶ
パワープレーヤー
パワープレーヤーはその名の通りどちらかというと強い球を打つ傾向がある人です。
強い球を打つということはそれだけガットに耐久性・反発性が必要となります。また、鋭い球で相手を翻弄するには、シャープな打球感で鋭いショットを打つことが求められます。
そうなるとパワープレーヤーが選ぶと良いラケットの素材はナイロンのモノフィラメント、またはポリエステル系のガットになります。特にナイロンのモノフィラメントは先ほども説明した通り、性能に癖がないので、初心者から上級者まで使いやすいです。
パワープレーヤーがガット選びで重要視するポイントまとめ
- 強い球に耐えられる耐久性の高さ
- シャープな打球感
- 反発性の高さ
もちろん一概にどのガットが良いと断言はできませんが、自分がパワープレーヤーだと思う場合は最低でも上記の3つのポイントを把握しておきましょう。
コントロールプレーヤー
出典:https://www.thetennisdaily.jp
コントロールプレーヤーはパワーを使うのではなく、細かいタッチでコースを狙ったり、ネットプレーを仕掛けたりする選手のことです。
コントロール重視のプレーヤーはボールを難なく操るために、柔らかめの打球感、振動吸収率、ホールド感の高いガットを選ぶと良いでしょう。
従って先ほど紹介した素材の種類の中で最もコントロールに特化されているのはナイロンのマルチフィラメントになるでしょう。細い糸を複数本束ねているため、繊細なショットを生み出すには最適です。
ただし、ボールをコントロールするのはガットではなく自分自身なので、それなりの技術は必要です。すべてをガットに頼ってしまうことは避けましょう。
以下コントロール重視の人がガット選びで重視するポイントをまとめます。
- ホールド感を売りにしているもの
- 柔らかな打球感があるもの
- 振動吸収性が高いもの
適切なガット選びにはとにかく自分のプレースタイルを見極めることから始めましょう。
ガットの太さの特徴
テニスのガットは一見すべて同じ太さに見えますが、実はよく見ると太さが違っています、太さの違いは性能にも変化を生むので、選ぶ時の基準になります。
出典:http://tennis.expert-person.com
スピンがかかりやすい細いガット
ガットの一般的なゲージ(太さの単位の名称)は大体1.25mmで、このサイズ以下のガットは細いとみなされやすいです。
それでは細めのガットの特徴を以下にまとめてみます。
- スピンがかかりやすい
- ホールド感が強い
- 打感がクリア
- 耐久性はあまり良くない
細いガットは線の直径が細いため、強度がなく柔らかくなります。例えば同じ強度でボールを叩いたとすると、細いガットの方が伸縮性が高いです。
また、細いとガット同士の幅が広いので、それだけガット自体の可動域が広がります。細目ならではの可動域の広さ+伸縮性の高さによってボールの引っ掛かりがよくなり、スピンも掛かりやすくなるのです。同時に打感とホールド力の良さも実感できるはずです。
「性能がよさそうだから細いガットでよい」と思ってしまうかもしれませんが、細いガットは耐久性が弱く、切れやすいというデメリットがあります。
これもガットの可動域が広いことが関係しており、ガット同士がこすれ合う確率が上がるために、すり減り方も大きくなるからです。
まとめると、細いガットは性能◎、耐久性△と評されるでしょう。
耐久性のある太いガット
太いガットは言うまでもなく、細いガットの特徴の逆ですが、先ほどと同じようにまとめます。
- スピンがかかりにくい
- ホールド感が弱め
- 打感がそこまでクリアではない
- 耐久性が強い
やはりガットの動ける範囲が狭くなってしまうので、ホールド感が小さく、スピンも掛かりにくいです。ボールの飛びも細いものに比べると、どうしても劣ってしまいます。
ただし、太いゲージが一概に悪いかというとそうではなく、耐久性があるので、より長く使えて張替え費用を抑えられる可能性があります。
また、細いゲージだと逆に「飛びすぎる」といった悩みを持つ人もいるので、コントロールを正確にしたいという場合は太めに変えてみても良いでしょう。
近年はガットもメーカー別に開発が進み、太いゲージでも十分な反発力とスピン量を生み出せるものもあるので、細いガットとの差は埋まってきています。
オーソドックスな知識として太めのガットは耐久性◎、性能△で評されることが多いですが、自分にフィットしているという感覚さえあれば、選んでも構いません。
テンションの強さの特徴
テンションが強い場合
テニスのガットはプレースタイルに合わせる形で、テンション(張る強さ)を変える必要があります。テンションが強い場合と弱い場合でいくつか違いがあるので、わかりやすく説明します。
まずテンションは「ポンド」という単位で表示され、大抵の場合は45~60ポンドの間で張られています。60ポンドを超えるガットは強めとみなされることが多く、以下のような特徴を持ちます。
- ボールがあまり飛ばない
- 打球感が硬い
- インパクト時の衝撃を感じやすい
- 球離れが早く、スピン量が減りやすい
強めのテンションは球離れが早く、スピン量が減ってボールが飛ばないので、一般的に筋力に自信のあるパワーヒッター向きです。傾向としては男性に適しており、とにかくパワーで押したい方はテンションを上げてみると良いでしょう。
また、ボールを押し出す力は抑制できるので、普段からボールの飛びすぎでアウトが多い場合は、強いテンションのラケットにしてみましょう。
ただし、あまりにも張り方が強いと打球感が硬くなるため、インパクト時の衝撃を受けやすくなります。身体に負担がかかりやすく、中でも肘を壊す危険性が高まるので、張りを強くしすぎない方が良いでしょう。
テンションを弱くした場合
反対にガットのテンションを緩くした場合はどうなるのでしょうか?
- ボールが飛ぶようになる
- ホールド力が高くなる
- スピン量が増えやすい
- 打球感が柔らかめ
ガットの張りを緩くした場合は、当然ながら糸がたわむようになります。そのため、ボールの反発力は高まり、より遠くにボールを飛ばすことができます。
ガットがボールを包み込むようになるので、ホールド感も生まれやすく、ボールとラケットの接触時間もそれだけ長くなります。従ってスピン量も増える傾向にあり、ボールの飛びが良くなるという仕組みです。
以上の点を踏まえると、筋力に自信のない方、スイングスピードが遅くてボールをつぶせない方に向いているというのが低テンションのガットです。
ただし、あまりにもボールが飛びすぎてアウトしてしまうような場合は、多少テンションを強くした方が良いかもしれません。
いずれにせよ、プレースタイルに合わせてテンションの強さを設定することが必要です。よくわからない場合はとりあえず中間の52あたりにしておき、後で調節しましょう。
ガットの交換目安
ガットを交換する時期
どんなものでも使い続けていると性能が落ちてきます、それはガットも同じで、少しでも違和感がある場合は、ガットを交換しなければなりません。
それではガットを交換する時期の目安はあるのでしょうか?
一般的には3ヶ月と言われることも多いですが、素材によって若干目安が変わります。大体の目安は以下の通りです。
- ナイロンガット・・・3ヶ月前後
- ポリエステルガット・・・1ヶ月~3ヶ月
- ナチュラルガット・・・6ヶ月~1年
- ハイブリッド・・・組み合わせる素材による
上記のようになっていますが、当然ながら頻繁にプレーする人はそれだけガットに負担をかけやすくなるので、スパンはもっと短くなるかもしれません。
反対にあまりプレーをしない方は何度も張り替える必要はありませんが、使っていなくても多少は古びてしまうので、やはり6ヶ月か1年の間に交換した方が良いでしょう。
一定期間ガットを使ってみて以下のような症状が出た場合、放置してしまうと打感が変わってミスをしやすくなることもあります。ガットに異変を感じたら切れていなくても張替えを検討してみましょう。
- 回転がかかりにくくなった
- ボールが飛ばなくなった
- ガットが変色してきた
- 打球感が鈍くなった
テニスはそもそもラケットにボールを当てて、順回転またはスライス回転(逆回転)を書けます。この時点でガットには相当の負担がかかり、劣化することでガットが動く範囲が狭くなってくるので、スピンがかかりにくくなってしまいます。
ボールが飛ばなくなるのもやはりボールを打った時のガットへの負担が大きく関係しています。だんだんとガットの伸縮性がなくなり、力が落ちて飛ばなくなってきた場合は、張替えるべき時期です。
また、ガットが変色してきた、打球音が鈍くなったというケースでも変えた方が良いと考えられます。ガットはボールを打つ感覚に深く関わるので、劣化には早急に対処しましょう。
ガットの交換方法
出典:https://impact125.exblog.jp
業者に頼む
ガットを交換する時期の目安がわかっても、交換自体の方法がわからなければ意味はありません。
大きく分けると業者に頼む、もしくは自分で張るの2つがありますが、それぞれメリット・デメリットがあるので、詳しく解説していきます。
業者に頼むメリット
- プロだから品質に安心感がある
- 対応がスピーディー
- 1~2時間程度で終わる
業者に頼むデメリット
- 費用がかかる
- 予約状況によっては時間かかる
基本的にガットの張り替えは最初にラケットを購入したお店でやってくれることが多いです。業者であればプロのガット技師が対応しているので、スピーディーに進みやすく、品質も安心です。
一般的には事前に予約をしておいて、店舗まで持っていくというパターンがほとんどです。また、張替え自体も大方1~2時間程度で終わります。
ただし、張替えを依頼した場合は、やはり料金がかかることがデメリットになります。張替え料金+ガット本体の料金がかかり、年に何回か張替えを行う場合はかなりの出費となるでしょう。
また、予約状況によってはトータルで2時間以上かかってしまうこともあるので、必ず事前にお問い合わせをしておきましょう。
自分で張る
実はガットは専用の張り機があり、家に張り機を導入すれば自分でもできます。それでは自分でガットを張る場合のメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか?
自分でガットを張るメリット
- ガット機を買ってしまえば、当分はガット代だけで済む
- 慣れれば30分程度でできる
- 仕事に活かせるかもしれない
自分でガットを張るデメリット
- 自分の時間をガット張りに使わなければならない
- 品質の保証ができない
- 初期費用がかかる
ガット張り機を自分で買う場合は、初期投資で5万から30万円あたりかかりますが、購入してしまえばあとはガット代だけで事足りるので、結果的にはコスパも良くなるかもしれません。また、自分で張ることで技術が身に着くので、テニスショップで働くときなどに役立つかもしれません。
ただし、ガットを自分で張ることはテクニックも必要になり、プロではないので品質に問題が起こる場合があります。もちろん慣れれば30分程度でできますが、自分の時間をガット張りに使うことが億劫になることもあります。
「品質にこだわりたい」「手間をかけたくない」という場合には、業者に依頼する方が良いでしょう。また、初期費用も掛かるので、コスト面でもある意味価値観次第です。
初心者におすすめのテニスガット
ヨネックス(YONEX)テニス ストリング ポリツアープロ POLY TOUR PRO
一つ目に紹介するのはヨネックスの「POLY TOUR PRO」。サーモストレッチ製法により耐久性が優れており、性能の高さも維持されます。また、緩みをなるべく抑えており、張り上げの際の反発性や打球音もキープできます。
世界的なストリング評価サイト「ストリングスフォーラム」でも、打球感と快適性の部門で受賞を果たしました。打球感は非常に柔らかめで、肘への負担が少なく安心して使えるストリングスの代表格です。
高性能かつ値段がリーズナブルなので、初心者の方、部活に励む学生にもおすすめです。国産のメーカーから出ている製品で、品質も心配はありません。
ゲージ | 1.25mm |
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長さ | 12m |
カラー | フラッシュイエロー/グラファイト |
素材 | ハイポリマーポリエステル:モノフィラメント |
原産国 | 日本 |
参考価格 | 1,206 – 2,819円 |
Babolat(バボラ)硬式用テニスガット REVENGE ストリングス BA24 1072
ナダル選手愛用のバボラから、「REVENGE」シリーズのストリングスを紹介します。
「パワフルな真紅のポリエステル」をコンセプトに作られ、ポリエステル系の中で反発性は抜群です。また、素材自体が高品質なので、自然なテンションキープ力が発揮されます。
バボラ御用達の高性能ストリングとして注目の商品です。
ゲージ | 1.25mm/1.30mm |
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長さ | 12.0m |
素材 | ポリエステル |
カラー | レッド |
原産国 | フランス |
参考価格 | 1,716円 |
WILSON テニス ストリング ガット(ハイブリッド)CHAMPION’S CHOICE DUO シルバー/ナチュラル WRZ997900
WILSON の「CHAMPION’S CHOICE DUO」は、あのロジャー・フェデラー選手が選ぶガットとして人気のある商品です。ポリエステル系のALU POWER ROUGHとWILSONのナチュラルガットのセッティングで、双方の長所をしっかりと引き出したハイブリッド式ガットです。
スピン量をはじめ、全体的なコントロール性の向上を図り、打球感は変えることなくタッチの良さを維持します。ストリングスのスピードとパワーもそのままに、ボールの食いつきを良くしています。
ナチュラルガットが使われているので、その分安価ではないものの、打球感の良さやコントロール向上力は一押しです。使用されているナチュラルガットは繊維が多いので、劣化にも強いです。
ゲージ | ALU POWER ROUGH(ポリ・エーテル・エーテル+アルミ・ファイバー) 1.25mm / NATURAL GUT (オーガニック・グラス・フェド・カウ)1.30mm |
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長さ | 6.1m / 6.1m |
素材 | モノ・フィラメント × ナチュラル |
カラー | シルバー/ナチュラル |
原産国 | ベルギー |
参考価格 | 4,924円 |
YONEX(ヨネックス)エアロンスーパー850
「YONEX エアロンスーパー850」はある意味基本中の基本のガットとして、多くのテニスプレーヤーが使うナイロン式の商品です。ナイロンガットの中でも打感が非常に柔らかく、ボールの飛び自体は抑えめで、自然と綺麗な回転がかかります。
耐久性の高さもあり、初心者の方のスイングスピードであればそう簡単に切れることはありません。ガットが転がって横に動くため、ボールの乗っかり方がよく、綺麗な縦回転がかかります。
価格はヨネックスガットの相場の2,000円程度で、標準的なガットとして親しみやすいです。ナチュラルな打感を求める場合におすすめのガットです。
ゲージ | 1.3mm |
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長さ | 12m |
素材 | 芯糸/ハイポリマーナイロン、側糸/ハイポリマーナイロン |
カラー | ホワイト |
原産国 | 日本 |
参考価格 | 1,880円 |
BABOLAT (12Mカット品)RPMブラスト硬式テニス ポリエステルガットBA241091
BABOLAT RPMブラストシリーズのBA241091は、高密度ポリエステルが採用され、強烈なパワーを生み出します。八角形のオクタゴナル形状と呼ばれる構造で、ストリングのグリップ力を向上させており、より高精度なボールコントロールを可能にしています。
また、シリコンコーティングと呼ばれる性能で、ストリング自体の滑り具合をアップさせています。インパクトの際にはストリングのスライドにより強い回転を与え、ラリー戦で勝つためのサポートをしてくれます。
「パワーの乗った球を打ちたい」と願うプレーヤーを支えるガットとして注目され、プロ選手も愛用しています。
ゲージ | 1.20mm/1.25mm/1.30mm |
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長さ | 12m |
素材 | ポリエステル |
カラー | ブラック |
原産国 | フランス |
参考価格 | 2,552円 |
ヨネックス(YONEX)テニスストリング ポリツアースピン PTGSPN
ヨネックス一押しのシリーズ、「ポリツアースピン」はその名の通り、スピン量の多さを重視したガットで、五角形断面形状により、ボールの引っ掛かり具合をアップさせています。より強力なスピンショットを打ちたい方にはおすすめの商品で、多くの日本人プロ選手からも愛されています。
過去にはフランステニス専門誌「Tennis Addict」にでも総合的に高く評価され、スピン量以外にコントロールやテンション維持性にも定評があります。マイルドな打感が特徴で振動を軽減させているので、肘や肩への負担も少ないです。
特にスイングスピードが速く、パワーのあるショットが持ち味の選手に適しています。緩み感も少ないので、コートに突き刺さるようなボールを打ちたい方はぜひ試してみてください。
ゲージ | 1.25mm |
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長さ | 12m |
素材 | ハイポリマーポリエステル |
カラー | コバルトブルー |
原産国 | 日本 |
参考価格 | 1,860円 |
LUXILON(ルキシロン)テニスストリングガット 4G[125/130/ラフ125/ソフト125][単張り200mリール]
LUXIRON 4G 125は錦織圭選手の他、セレナ・ウィリアムズ選手も使用しているガットで、インパクト時の打感の柔らかさが自慢です。
ボールがストリングにしっかりと食いつきやすい設計で、テクニカルなショットに対応しやすく、際どいコースを打つのにも最適です。少し球離れは早めですが、ポジションに先に入ってしっかりスイングするとコースを狙いやすくなります。
また、あまり期待しすぎはよくありませんがポリエステルの中では耐久性が良い方で、切れてしまうまでは安定感がキープされます。従ってできるだけ長持ちさせたい方にはおすすめのガットです。
ゲージ | 1.25mm・1.30mm |
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長さ | 12.2m |
素材 | ポリ・エーテル・エーテル |
カラー | ゴールド |
原産国 | ベルギー |
参考価格 | 2,618円 |
ゴーセン(GOSEN) 公式テニスガット ポリロンエッグパワー17 12.2m/1.22~1.24mm [日本製] TS101
日本のガットメーカー、GOSENからは「ポリロンエッグパワー17を紹介します。独自形状が超攻撃型ボールを生み出し、学生プレーヤー、ハードヒッター向けのガットとして使えます。
ガット自体は楕円形になっているので、ボールと接触しやすくなり、コントロールショットは打ちやすくなります。インパクトの際にはトランポリン効果が生み出されるので、反発力もあり、なおかつ柔らかい打感があるのが特長です。
攻撃的なボールを打てるガットなので、とりあえず返球をする人向きではありません。全身でラケットをしっかりとフルプレーヤーに最適で、エッグボールを打つのにも効果があります。
ゲージ | 1.22mm~1.24mm |
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長さ | 12.2m |
素材 | 共重合ポリエステルモノフィラメント特殊加工 |
カラー | レッド/ブラック/イエロー |
原産国 | 日本 |
参考価格 | 1,918-2341円 |
Babolat (バボラ)VSチーム 125 BA201024
ガットでおなじみのバボラから、もう一つ商品を紹介します。「VSチーム125」は契約プロのリクエストによって作られたスペシャルなガットで、反発性重視のナチュラルストリングスです。打球感やホールド力の良さには定評があり、世界でも評価の高いガットの一つです。
牛の腸の高品質な部分のみを厳選し、さらに弾力性がある場所のみを抽出しています。値段はどうしても高くなってしまいますが、初心者の方で品質が良いものにこだわりたいという場合はぜひ試してみましょう。
耐水性も売りにしていますが、保証はできないため、濡れたボールは打たないようにしましょう。
ゲージ | 1.25mm |
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長さ | 12.0m |
素材 | 天然繊維(牛腸) |
カラー | ナチュラル |
原産国 | フランス |
参考価格 | 6,600円 |
RPMブラスト_120/125/130
八角形断面にシリコンコーティングが施されたRPMBLASTはボールの食いつきや面の乗りの良さなどを売りにしています。点で細かくボールをとらえられる感触があるので、スピンがかかりやすく、打ち応えも実感できます。
打球音は比較的大き目ではありますが、反発は若干抑えめになっており、インパクト時の負担を軽減させています。自然な打球感で筋力に自信がない方でも使いやすいガットとして名高いです。
また、こちらはナダル選手やツォンガ選手使用のストリングスです。プロ選手愛用のモデルなので、安心感もあります。
ゲージ | 1.20mm、1,25mm、1.30mm、1.35mm |
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長さ | 12.0m |
素材 | ポリエステル+シリコン・コーティング |
カラー | ブラック |
原産国 | フランス |
参考価格 | 円 |
まとめ
いかがでしたか?少々長くなりましたが、ガット選びで押さえる点を一通り解説しました。
もちろん人それぞれ身体の大きさやプレースタイル、筋力も違うので、どのガットがいいのかを決定することは不可能です。ある程度プレーしてみて、その後は微調整をしながら適切なガットを探し出しましょう。
ガットは非常に繊細で、少しでも劣化があると思い通りのプレーができなくなります。選び方はもちろんですが、日ごろからのメンテナンスにも気を配る必要はあります。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったガットを使ってテニスを楽しみましょう。
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