錦織圭選手をはじめ、最近の日本人選手の活躍により「テニスをやってみたい!」と思うジュニアが増えてきています。
ただし、テニスを始めるには様々な道具が必要です。ラケットやシューズ、ボールはもちろんのこと、テニスウェアも必要です。
そこで今回は数あるテニス用品の中からジュニア用のウェアを掘り下げていきたいと思います。まずは選び方からわかりやすく解説し、最後におすすめ商品10選を紹介します。ぜひウェア選びの参考にしてみてください。
ジュニア用テニスウェアの特徴
ジュニア用テニスウェアにはいくつかの特徴があります。以下を一つずつ見ていくことにします。
- 上下のラインナップが豊富にある
- 低価格な商品が多い
上下セットのラインナップが豊富にある
一つ目のジュニア用ウェアの特徴は、上下セットで売られているウェアが多いということです。
通常大人用のテニスウェアであれば基本的にはシャツとパンツは別々で売られている場合がほとんどです。ジュニアサイズももちろんシャツとパンツが別々になっているものが多いですが、それに加えて上下セットもかなりの比率で存在します。
上記の写真は男の子用上下セットで、ヨネックスから販売されているウェアです。ちなみに上下セットは大方10,000円以下で買える商品ばかりで、中には5,000円以下の商品もあります。
ただし、色に何らかのこだわりがある場合は、上下セットではなく自分の好きな色同士で組み合わせると良いでしょう。
低価格な商品が多い
2つ目のジュニアテニスウェアの特徴は値段が安いことです。この点はこれからテニスを始めるジュニアにとって嬉しい情報ではないでしょうか。
上記の写真はアディダスから販売されているウェアで、楽天で検索するとヒットしました。
見てみると1,532円という破格の安さで売られていました。もちろん一例にすぎませんが、ジュニア用のテニスウェアは基本的に5,000円以下で買えることが多く、先ほど説明したように上下セットでも1,0000円に達することは稀です。
また、最近のテニスウェアは安いだけではなく、高性能な素材が用いられているため、品質にも特に問題はありません。つまり、安いからと言って不安になる必要はないのです。
ジュニア用テニスウェアの選び方
ジュニア用のテニスウェアの特徴が分かりましたね。続いては選び方のポイントに移ります。大きく分けると以下の3つに分かれるので、しっかりと覚えておきましょう。
- 機能性で選ぶ
- デザインで選ぶ
- メーカーで選ぶ
機能性で選ぶ
まずは機能性で選ぶ場合のポイントを覚えておきましょう。
発汗性
まず一つ目に考慮すべき点は「発汗性」です。ここで言う発汗性とは、当然ながら汗を吸収する力のことです。
テニスは常にフットワークを使ってコートを駆け回るため、発汗量は非常に多くなります。試合時間も長くなることが多いので、汗をかかないなんてことはほとんどないでしょう。特に夏の時期はシャツがびしょ濡れになってしまうことも多いです。
そこで最近は、ジュニアテニスウェアの中にも「速乾吸収性」を謳った商品が多数販売されています。ですから、自分は汗っかきだと思う人は試してみるといいでしょう。
中でもポリエステル製のシャツはやはり汗の吸収に役立つと思われます。ただし、素材や機能は多種多様にあるので、どんな特徴があるのかよく見てみましょう。
防寒性
続いておさえるべきポイントは、「防寒性」です。
テニスは特に季節を選ばずにできる競技なので、春・夏用だけではなく、冬用のウェアも用意しておかなければなりません。冬用のウェアは必然的に長袖のものが多くなります。
もちろん重ね着をしても良いのですが、重ね着をしてしまうと、やはり動きづらくなってしまい、プレーの質が落ちてしまうかもしれません。そこで保温性が自慢のウェアを使えば、基本は一枚で済むことになります。
また、ただ保温性のものを選ぶだけではなく、動きやすさもチェックしましょう。どれだけ暖かくても、動きにくければプレーに影響してしまいます。できる限りテニスショップやスポーツショップに行って、着心地を確認してみましょう。
耐久性
最後のポイントは耐久性です。この耐久性は特に季節関係なく考慮する必要があるので、最も大事な点かもしれません。
先ほどから述べているように、テニスは非常に激しい動きをするスポーツです。そんな中、すぐにシャツが破けたり、ほつれたりすると練習でも試合でも困ってしまいますよね。
ですから、動きにしっかりと耐えられるかどうかは事前に把握しておかなければなりません。
例えば発汗性のセクションでも紹介した「ポリエステル」は耐久性に優れているケースがほとんどです。現在では多くのメーカーでポリエステルを使うことが多く、どんなプレーヤーでも長く使えるよう工夫がされています。
もし店舗に行ってウェアを購入する場合はぜひ耐久性の有無を店員さんに聞いてみましょう。
デザインで選ぶ
デザインで選ぶ場合のポイントを見ていきましょう。
色で選ぶ
多種多様にウェアがあれば、その色使いも何通りに亘ってあります。赤や青はもちろんのこと、中には蛍光の黄色を使ったシャツまで、ピンキリであります。見た目にこだわる場合は色の使い方をよくみてみましょう。
特に女の子なら、「おしゃれなウェアを着たい」「可愛い色のものを選びたい」など、こだわりが強くなる傾向があります。そうなると、できるだけ見た目とのギャップが生まれないように、店舗に行って試着した方が良いでしょう。
特に色にこだわりがなければ何を選んでも構いませんが、最低でもシューズやその他用品の色との組み合わせは考えた方が良いかもしれません。あまりにもアンバランスだと変に目立ってしまいます。
形で選ぶ
色が決まれば次は形がどうなのかを見てみましょう。
ただ、先に言っておくと、男の子の場合はそこまで形に種類があるわけではありません。例えば春・夏用のシャツであればオーソドックスな半袖のポロシャツやTシャツ、パンツなら膝がしっかり見えるような半パンとなります。
反対に女の子の場合は、ワンピースタイプやシャツ、スコートやショートパンツなど、多様なラインナップで販売されており、好みに合わせて選びやすいです。一概にどれが良いとは言えず、好みに合わせて選んでも大丈夫です。
試合では規定がいくつかありますが、練習に関しては形の決まりはありません。テニスウェアには基本、そこまで変な形の商品はないので、安心して買えると思われます。
素材で選ぶ
出典:https://book.nunocoto-fabric.com
素材で選ぶというのはある意味「機能性で選ぶ」ことと直結しているかもしれません。
たくさん汗をかくことを想定して吸汗速乾性を与える、またはUV加工を施すなど、素材によって特徴が異なります。中には抗菌加工を施した素材を用いて作られたウェアもあります。
最近では上記の吸汗速乾性・UV加工・抗菌加工など、多彩な機能を兼ね備えている素材のシャツも出てきています。そこに大きく貢献しているのが「ポリエステル」で、実際に数多くのテニスメーカーがウェアにポリエステルを使っているのです。
とにかく快適にプレーをすることが大前提なので、素材の品質には十分にこだわりましょう。
メーカーで選ぶ
ナイキ
ナイキは皆さんもご存知の通り、様々なスポーツ選手から愛されている世界的なスポーツブランドです。2019年4月には大坂なおみ選手が契約を結び、注目を浴びたことで知られています。錦織圭選手もシューズはナイキのものを使用しています。
ナイキのウェアの特徴を調べてみると、以下のようになりました。
- 若干数が少な目
- 速乾性に優れている
- デザインが豊富
輸入品が多く、日本で売られているウェアの数自体はそこまで多いわけではありませんが、デザインは豊富にあります。
機能面も様々ですが、ナイキの場合はなんといっても速乾性。他のスポーツウェアにも施されたDRY-FITと呼ばれる素材を使用しており、心地よくプレーができるように作られています。
ミズノ
ミズノは大阪府大阪市に本社を構える国内大手のスポーツメーカーです。「ミズノって野球のメーカーじゃないの?」と思ってしまったかもしれませんが、ミズノも非常に多くのテニス用品を販売しています。
そんなミズノのテニスウェアの特徴は以下の通りです。
- UVカット
- 速乾
- スタンダードシルエット
- 動きやすさに特化した設計
定番のUVカットと速乾に加えて、ミズノのウェアは基本的に動きやすさを重視しているのが大きな特徴です。そのため、シンプルなスタンダードシルエットを元に作られており、動きの無駄をなくしたい人にはおすすめです。
機能性がある中にも通常のポロシャツやシャツのように着こなせるので、非常に手軽で便利です。
ヨネックス
ヨネックスと言えば、テニスをやっている人で知らない人はいない国内の老舗メーカーとして知られています。1946年の創業から、ウェアだけではなく、ラケットやシューズなど、様々なテニス用品を開発・販売しています。
ヨネックスのウェアは以下のような特徴が挙げられます。
- UVカット
- 吸汗速乾性
- 静電気抑制
- パワースリーブ
ヨネックスのウェアはシンプルなデザインなのにも関わらず、機能性が充実していることが自慢です。UVカットや吸汗速乾性のあるウェアが非常に多く、汗冷えやシミ・そばかすの発生などを防ぎやすいので、女の子にも優しい仕様になっています。
また、静電気抑制やパワースリーブといった腕の可動域を広げてくれる機能が付いたウェアもあります。国内メーカーということもあり、安心して使えるウェアを求めるなら、ヨネックスはおすすめです。
おすすめのジュニアテニスウェア
[ディアドラ]DTJ8589 JRトップB(ジュニア) テニスシャツ メンズ
こちらはディアドラから生まれたゲームコレクションシャツで、色は3種類から選べます。部活でテニスをする方に向けたウェアとして開発されましたが、どちらかというと小さめのサイズなので、小学生でも着れます。
動きやすさを重視しており、素材にはポリエステルが100%使われています。吸汗速乾性・UVカットも施されており、汗冷え防止や紫外線の影響を抑える効果が期待できます。
参考価格 | 1,375円 |
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サイズ | 140・150cm |
色 | ブルー |
素材 | ポリエステル |
原産国 | 不明 |
[アディダス] 半袖シャツ テニスウェア NY ポロシャツ FYT38
こちらはニューヨークポロシャツと題し、「ニューヨークの町の息吹を感じる」をコンセプトに開発された商品です。ドミニク・ティーム選手が北米の大会で着用していたモデルのジュニア版で、フレッシュなデザインが人気です。
ソフトなリサイクルポリエステルを使用しており、ストレートシルエットと呼ばれる構造で、身幅に余裕を感じやすい作りです。さわやかで涼しさも感じやすく、夏にはぴったりの一着です。
参考価格 | 3,289円 |
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サイズ | 130 |
色 | グローグリーン F19/カーボン S18 |
素材 | ピケ / ポリエステル100% |
原産国 | ベトナム |
テニスウェア ジュニアゲームシャツ WJ199 [ジュニア]
こちらはプリンスから販売されているキッズ用のショートスリーブシャツで、メイン素材はポリエステルです。テニスだけではなく、様々なスポーツで着用できるので、非常に便利です。
中央の明るい水色と黄色で施されたラインがアクセントになっています。機能性は抜群で、汗を吸い取り素早く放出する吸汗速乾機能、紫外線の吸収を抑えるUVカット機能が搭載されています。
参考価格 | 2,599 – ¥3,883 |
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サイズ | 140・150 |
色 | ネイビー |
素材 | ポリエステル |
原産国 | 不明 |
[NIKE(ナイキ)] Court Dry Tennis Polo
こちらの商品はナイキ独自の「DRY-FIT」と呼ばれる機能が搭載されており、汗を生地の表面に吸収して、素早く蒸発させてくれます。従って、長時間着ていてもドライでさらっとした着心地をキープしてくれます。
素材はポリエステルで、柔らかいタッチが特長です。耐久性と快適性が保たれるように、首周りにはテーピングが施されており、ナイキのウェアの中では文句なしの機能性です。
参考価格 | 6,980円 |
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サイズ | S・M・L・XL・XXL・XXXL |
色 | Forest Camo |
素材 | ポリエステル |
原産国 | 不明 |
[アディダス] テニスウェア BARRICADE Tシャツ
こちらはアディダスから発売された男の子専用のウェアで、サイズは120㎝~160㎝と幅広く選べます。ポリエステルをメインとして使用しており、吸汗速乾性に優れたClimate素材を採用しています。
また、脇下にはガセットと呼ばれる機能を施しており、身体全体の可動域を広げてくれるので、サーブも打ちやすくなります。コート上でのプレーでも常にドライでさわやかな着心地を保ってくれるので、春・夏にはちょうど良い一枚です。
参考価格 | 3,051円 |
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サイズ | 120-160 |
色 | ブラックヘザー |
素材 | ポリエステル100% |
原産国 | 不明 |
[Mizuno] テニスウェア ゲームシャツ ジュニア 62JA8004 ボーイズ
こちらは国内メーカーミズノから販売された男の子専用のウェアで、豊かなデザイン性が特長の一枚です。ポリエステルが100%の割合で採用されており、汗をかいてもすぐに乾きやすいので、快適さを求める場合にはおすすめです。
また、シャツ全体にストレッチ素材を使用し、窮屈な感じはありません。激しいフットワークをしても動きやすい設計で、練習や試合にもぴったりです。
参考価格 | 2,328 – 5,852円 |
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サイズ | 130・150 |
色 | セーフティーイエロー・ブラック |
素材 | ポリエステル |
原産国 | 中国 |
YONEX(ヨネックス) 【ジュニア】 トレーニングトップシャツ パンツ 上下セット ジャージ素材 (FW5001J/FW6001J)
こちらはヨネックスから発売されている上下のジャージ素材のウェアです。ゆったりとした着心地で暖かいので、冬のウォーミングアップ時にぜひ着たい一着です。上下合わせて6,000円以下の価格で買えるので、お得感もあります。
体格が小さめの子供から大き目の子供まで選べるよう、サイズは120・130・160に設定されています。ポリエステル100%で耐久性には優れている上に、ゆったりとした着心地を実現しています。
参考価格 | 5,995円 |
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サイズ | 120-160 |
色 | ブラック・ブルー |
素材 | ポリエステル100% |
原産国 | 不明 |
[ウイルソン] 子供服 上下セット 半袖Tシャツ ハーフパンツ 吸汗 速乾 WX6006 ボーイズ
続いても上下セットで買えるウェアを紹介します。こちらはウィルソンから販売されているボーイズ用テニスウェアで、胸と前身頃のロゴが特徴的なデザインとなっています。サイズの幅も130㎝から160㎝と幅広く、どんな体格でもお気に入りの一着を見つけやすいです。
メイン素材にはポリエステルメッシュが使われているため、吸汗速乾性にはとりわけ優れています。ただし、ブルー以外は暗めの色が使われている比率が高いので、選び方によっては暑さがこもってしまうかもしれません。
参考価格 | 1,754 – 2,464円 |
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サイズ | 130-160㎝ |
色 | ブルー・ブラック・ネイビー |
素材 | ポリエステル |
原産国 | 中国 |
[Mizuno] テニスウェア ゲームシャツ ジュニア 62JA8001 ボーイズ
再びミズノから販売されている商品を紹介したいと思います。こちらは大胆な柄と袖のラインが施されているゲームシャツで、MIZUNO QUICKDRY PLUSという機能により、汗を素早く吸収してくれます。速乾性能にも優れているので、ウェアの中を快適な状態に保ってくれます。
「ゲームシャツ」とありますが、実際には練習でも使うことができ、どんなプレーもスムーズに行えるよう、運動時の動きやすさを追求したデザインになっています。
参考価格 | 5,637円 |
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サイズ | 120-150 |
色 | ディーバブルー/セーフティーイエロー/チャイニーズレッド |
素材 | ポリエステル100% |
原産国 | 中国 |
[ヨネックス] テニスウェア ゲームシャツ [ジュニア] 10320J キッズ
最後に紹介するのはヨネックスから生まれたこちらのゲームシャツ。ウェアの涼感をしっかりとキープするためにキシリトールを配合した素材を使用しており、UV機能も含まれているので、屋外でのプレーにも快適に使えます。
また、冬に使用すると静電気が起こることがありますが、できるだけ素材が肌にまとわりつかないよう、制電機能も施されています。テニスだけではなく、様々なラケットスポーツに使えるので、利便性の高さにも定評があります。
参考価格 | 4,780 – 5,907円 |
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サイズ | 120-140 |
色 | ホワイト・ネイビーブルー・ダークマリン |
素材 | ポリエステル100% |
原産国 | 不明 |
まとめ
いかがでしたか?
ジュニア用も大人用と同様に多種多様なウェアがあり、メーカー別に機能性も異なります。それでもやはり春や夏の間はなるべく汗の乾きを早くしてくれるもの、冬は保温性の優れた商品を選びましょう。
なかなかお気に入りの商品をピックアップすることは難しいですが、本格的にテニスを始めるのであれば、ウェア選びは慎重に行った方が良いです。ぜひ今回の内容を参考に、様々な商品を手に取って比べてみましょう!
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