「ラケットやテニスシューズなどを手軽に持ち運びたい」・・・そんな時にはリュック型のバックがおすすめです。
テニスのバッグというと真っ先に思い浮かぶのはラケットバッグであるかもしれませんが、実はリュック型のバッグも多数販売されています。中には貴重品を管理しやすい商品もあるので、利便性の高さは申し分ありません。
そこで今回はテニスリュックについて、詳しく掘り下げていきたいと思います。後半ではおすすめ商品も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
テニスリュックの種類
テニスリュックは厳密にいうと以下の2つに大別されますが、最近では両方とも同じタイプとして捉えるケースもあります。
- リュックタイプ
- バックパックタイプ
以上、1つずつ詳しく解説していきます。
リュックタイプ
そもそもリュックは元々ドイツ語からきた言葉で、「登山やハイキングに行く時の防寒具や食料を収納するための背負い袋」という意味があります。従ってリュックは基本的に容量が少な目で、テニスのリュックも同様にそこまで大量の荷物が入るわけではありません。
テニスにおけるリュックはウェアや着替え、テニスボールやタオルなどを持ち運ぶことを想定しています。一方、ラケットはというと一応収納はできますが、すっぽりと収まることはなく、グリップエンドは外に出てしまいます。
ですから、リュックタイプにラケットを入れると雨が降った時に簡単に濡れてしまいます。ラケットを持ち運ぶ際は、別でラケットカバーをかけておく必要がありますが、手軽にテニスを楽しむにはぴったりです。
バックパックタイプ
バックパックとは英語からきた言葉で、「金属のフレームの付いた、登山やアウトドア向けの大型リュックサック」という意味があります。バックパックも率直に言えば何らリュックとは変わりませんが、高層ビルのような形をしており、リュックよりは容量が大き目です。
テニスのバックパックは、一般的に「ラケットのグリップエンドまですっぽりと収まるもの」で、もちろん他のテニス用品も収納できます。テニスリュックより機能が優れていると言っても間違いではありません。
ただし、先ほどから説明しているように、バックパックとリュックタイプはそこまで違いはありません。最近ではリュックタイプもバックパックとして数えられているので、分けて覚える必要はないでしょう。
リュック型のテニスバッグのメリット
リュック型テニスバッグを持つことのメリットは以下の3つです。
- 両手が空くから移動しやすい
- 女性や子供にも身体の負担が少ない
- 普段用にも使える
両手が空くから移動しやすい
リュック型ラケットバッグはとにかく手軽に持ち運べることが特長です。背負うタイプなので歩きやすい上に、万が一テニス用品以外にも手で何か物を持ちたい時にも役立ちます。
例えば、近くのテニスコートやスクールで練習をする人は、自転車に乗って出かける方も多いかと思われます。そんな時にリュック型を使えば多彩な荷物を収納でき、両手で漕ぎながら運搬できるので安全です。
ただし、両手が使えるからと言ってパンパンに荷物を詰め込むことは避けておきましょう。重すぎると練習場所に着くまでに疲れてしまいます。
女性や子供にも身体の負担が少ない
実はリュックタイプはジュニアや女性の方にも非常におすすめです。その理由はとてもシンプルで、先ほども説明したように両手を空けて背負えるからです。
例えば手で様々な荷物を持ってしまうと何らかの理由で体が持って行かれ、転倒してしまうこともあります。一方、リュック型は背中や肩などに力が分散されるため、身体にも非常に優しいです。
以上の理由から骨や筋肉が発展途上にあるジュニアや、筋力に自信がない女性の方でも楽に使えるのです。無駄な疲れを避けたい方はぜひ積極的に使ってみましょう。
普段用でも使える
テニスでもリュック型なら一般的に使うリュックとほとんど変わりはないので、日常生活で使用することも可能です。例えば学生の方はテニスの練習をする予定がなければ、教科書や水筒・お弁当などを入れて持っていくのも全く問題ありません。
テニスをやっていることを公にしないで済むようなデザインのバッグもあるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。色使いが多少派手なものなら、なおさらプライベートでも使いやすいかと思われます。選び方を工夫すれば私服とのコーディネートも楽しくなりそうです。
リュック型バッグのデメリット
便利なリュックタイプですが、一方で以下のようなデメリットもあります。
- ラケットを多くは持てない
- ラケット以外のものを入れると大きく膨らんでしまう
ラケットを多くは持てない
一つ目のデメリットはラケットの収納力の問題です。リュック型は通常、ラケットを1本、多くても2本くらいしか収納できません。
例えば日ごろからテニスを本格的にやっていると、コンディションによってラケットを変える、ガットが切れたから予備のラケットを用意しておくなどのケースが多々あります。また、色々とこだわりが出てくると、複数本のラケットを持つことがほとんどです。
その場合はラケットバッグのように、やはりより多くのラケットを収納できるバッグが必要となります。言い換えると、リュック型は趣味や初心者でテニスを続けるかわからないといった方におすすめです。
ラケット以外のものを入れると大きく膨らんでしまう
出典:http://bokutabikimitabi.com
先ほど説明しましたが、リュック型はラケット以外にも様々なテニス用品を収納できます。
しかし、実際にものを入れると大きく膨らむことも多く、狭いスペースを歩くときには邪魔になってしまうこともあります。また、場合によっては歩くときに邪魔になってしまうことも十分考えられます。
加えて、最近ではラケットをグリップごと入れられるリュックは増えてきていますが、依然としてグリップが出てしまうタイプも多数存在します。外に出たグリップが原因で、物や人にぶつけてしまう危険性もあるのです。
リュックにテニス用品を入れて歩く場合は、できる限り周りに気を配ることを忘れないようにしましょう。
テニスリュックを選ぶ時のポイント
お気に入りのテニスリュックを選ぶために、最低でも以下のポイントはおさえておきましょう。
- 使うシーンを考える
- 収納力で選ぶ
- 機能性で選ぶ
- デザインや価格で選ぶ
使うシーンを考える
1つ目に考慮すべき点は、購入する前に本当にリュック型でいいのかどうかを考えることです。当然ながらリュックを使えそうなシーンがなければ、買ってもあまり意味がありません。
リュックは先ほど説明したように、ラケットは1~2本しか入りませんが、様々なテニス用品を収納できます。背負えるので近所の公園で手軽にテニスを楽しむ方や自転車で移動する方には向いています。
逆に本格的にテニスをやっている方で、複数本ラケットを持ち運びたい場合はリュックだとどうしても難しくなります。便利か否かだけではなく、TPOやプレーの頻度にも合わせて選んでみましょう。
収納力で選ぶ
2つ目はリュックの収納力。これは最も重要なポイントと言っても過言ではないかもしれません。
テニスはラケットだけあればいいというわけではなく、シューズやボールなど揃えるべき用品がたくさんあります。水分も必要となるので、やはりどうせ選ぶなら、収納力が優れた商品を選びたいところです。特に普段から荷物が多い方は収納力のあるリュックは必須です。
近年、様々なテニスメーカーが利便性を重視して商品開発を行うことが多くなってきています。シューズポケットやメッシュポケットが付いたアイテムも数多いので、商品説明をよく読んで選んでみましょう。
機能性で選ぶ
3つ目に考えるのは機能性です。
先ほど説明した収納力もある意味では機能性に含まれますが、それ以外にも撥水加工が施されたものや耐久性が優れているものなど、製品によって分かれます。なかなかすべての機能を包括したリュックは選べないので、どの機能に重点を置くかは人それぞれで分かれます。
例えばなるべく長く使いたいと思う場合は高品質なことで定評のあるポリエステルを使ったリュックを選ぶと良いでしょう。電車での移動が多い場合は、邪魔になることを防ぐために、取っ手付きで持ちやすいものを検討してみるといいかもしれません。
デザインや価格で選ぶ
ある程度自分のニーズが分かれば、後は自由に好みに合わせて選ぶのも良いでしょう。色使いや全体的なデザインも各メーカー多種多様にあるので、まずはラインナップをインターネットでチェックしてみることをおすすめします。
また、デザイン同様に価格もピンキリで、機能性が充実していて高いものからリーズナブルなものまであります。ラケットやシューズ、ボールなど揃える用品が多いので、なるべく初期費用を抑えたい場合は、安くて機能性が充実したリュックを選んでみましょう。
以上の4点を踏まえて、ぜひ自分にフィットしたリュックを見つけてみてください。
テニスリュックを販売する主なメーカー
テニスリュックを販売する主なメーカー一覧です。テニスをやったことがない方でも聞いたことのあるメーカーはあるのではないでしょうか。
- ヨネックス
- バボラ
- ウィルソン
- プリンス
- ミズノ
- ヘッド
- ナイキ
ヨネックス
ヨネックスは言わずと知れた国内のメーカーで、西岡良仁選手やスタン・ワウリンカ選手が契約しています。日本のメーカーらしい堅実な作りで、デザインも派手ではないものが多く、全体的な商品数も多めです。
シックな色使いが多いため、どちらかというと男性向きではありますが、女性の方が使えないというわけではありません。中にはキッズ用・ジュニア用のリュックもあるので、大人から子供まで幅広い年代の方が使用できます。
バボラ
バボラと言えば、ナダル選手愛用のメーカーとしてテニスファンに知られております。こちらもウィルソン同様、老舗のテニスメーカーとして名高く、リュックをはじめ、初心者から上級者まで使いやすいバッグを販売しています。
バボラのリュックはラケットが外に出てしまうことを想定し、カバーを付けているものが多いです。デザインは基本的にロゴやラインでインパクトを与え、基調となる色はシックな傾向があります。
ウィルソン
ウィルソンはあの錦織圭選手も愛用していることで知られる老舗のテニスメーカーで、基本に忠実な性能を持つリュックを多数販売しています。幅広いユーザーが使えるように配慮されており、性別を問わず人気があります。
デザインはシンプルですが品数が豊富で、ライフスタイルや使用頻度に合わせて選べることが特長です。バッグ全体の比率で言えばツアー・トーナメント型が多めですが、リュック型の製造も増えてきています。
プリンス
プリンスは非常に安くて機能性が充実したテニス用品を多数販売していることで有名です。テニスバッグについては非常にシンプルなデザインから派手目のものまでラインナップが幅広く、現在でも多くの商品を開発しています。
中でもテニスリュックはテニスをやっているかわからないほど、普段用に使えそうなものも数多いです。カラーはイエローやピンク、グリーンなど、男女問わず使えるように工夫されています。
ミズノ
野球のグローブやスパイクなどを多数開発していることでおなじみのミズノは、テニス用品の開発にも力を入れています。国内のメーカーなので、日本人プレーヤーには親しまれており、基本に忠実の作りで機能や品質にも定評があります。
ミズノ製のリュックの特徴は他のメーカーと比べると高さがあることで、ラケットをすっぽりと収納しやすい作りになっています。ただし、テニス専用のリュック自体の数はどちらかと言えば少なめです。
ヘッド
ヘッドはノバク・ジョコビッチ選手やアンディ・マリー選手が愛用するテニスメーカーです。デザインのラインナップが幅広いことが特長で、シックなものが多いかと思えば、派手なものもあるので、好みが分かれやすいでしょう。
多くのヘッドのリュックはコンパクトサイズにまとめられているものばかりで、グリップエンドはどうしても出てしまいます。そのため、ラケットの保護力という点では少し劣りますが、商品数は多めなので、選ぶ楽しみを実感できます。
ナイキ
ナイキは様々なスポーツ選手に愛され、長年に亘って各選手のパフォーマンスを支え続けています。最近では2019年4月に大坂なおみ選手が契約を結んだことで大きく注目を浴び、これからも多くの製品を世に送り出すことが期待されています。
リュック自体はテニス専用の商品は少なく、他のスポーツと兼用する形で使われるケースがほとんどです。他の周辺用品と同様に、シンプルでありながらもスタイリッシュなデザインが施されています。
おすすめテニスリュック8選
バボラ テニスバッグケース BACKPACKMAXI BB753064
こちらは様々な機能が搭載されたバボラのBACKPACK MAXIです。ポリエステルを使用しているため、耐久性もバッチリで、17インチのパソコンを収納できるタブレット収納ポケットも付いています。
リュックの内部の両サイドにはメッシュのボトルホルダーが搭載されています。シューズは専用のコンパートメントに入れられるので、テニス用品全般をコンパクトにまとめられます。
価格 | 7,521円 |
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カラー | ブラック |
素材 | ポリエステル |
ラケット収納本数 | 1~2本。 |
原産国 | 不明 |
ヨネックス テニスバックパック テニスラケット2本用
こちらはヨネックスが製造したバックパック式の商品で、ラケットは最大で2本入ります。シンプルでありながらデザインの格好良さが際立っており、初心者も上級者も使いやすいリュックです。
最大の特徴は機能性の充実度で、一見コンパクトなリュックに見えますが、内ポケットやグリップカバー、ペットボトル、ラケット収納ケースなど多岐に亘って搭載されています。国内メーカー製品なので、安心できるリュックを求めている場合はおすすめです。
価格 | 6,160円 |
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カラー | ブラック+レッド |
素材 | ポリエステル+PU |
ラケット収納本数 | 2本 |
原産国 | 不明 |
WILSON テニス バックパック FEDERER DNA シリーズ
こちらのFEDERER DNAは、あのロジャー・フェデラー選手がモデルとなったバックパックです。ラケットは背面のポケットに最大2本まで収納でき、ロックジッパー仕様なので、内部でラケットが動いてしまうことを防ぎます。
収納ポケットが数多く、テニス用品に限らずスマホをはじめとした貴重品の収納にはもってこいのアイテムです。右サイドのポケットはThermoguardと呼ばれるシステムを搭載しており、温度上昇を防いでくれるため、ドリンクやフードの収納に適しています。
フェデラー選手のファンなら絶対におさえておきたい商品です。
価格 | 9,200円 |
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カラー | ブラック |
素材 | ポリエステル |
ラケット収納本数 | 2本 |
原産国 | 中国 |
プリンス リュック バックパック ロングタイプ
こちらはプリンスから発売されたバックパックで、通常よりは縦に長いロングタイプの商品です。ラケットの長さにもよりますが、すっぽりと収納することも可能で、使い勝手の良さが魅力です。
収納機能が豊富で、メインスペースは非常に大きく開く大容量、シューズスペースも搭載されていて、お得感満載です。値段がリーズナブルな上にロゴだけのシンプルな仕様なので、普段用として使うのにも最適です。
価格 | 4,768円 |
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カラー | ブラック×イエロー,ブラック×ホワイト |
素材 | ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン |
ラケット収納本数 | 1本 |
原産国 | 中国 |
ミズノ テニス リュック 30L 63JD8008
こちらは明るめのライムグリーンが施されたミズノのバックパックです。非常に多数の用品をコンパクトにまとめられることが特長で、背面部にラケット収納ポケット、シューズポケットやサイドポケットなど、収納力をとことんアップさせています。
身体を優しく保護するチェストベルトも付いており、背負いやすさにもしっかりと配慮しています。数多くの日本人プレーヤーが愛するミズノの製品なので、初心者の方にもおすすめです。
価格 | 6,063円 |
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カラー | ライムグリーン |
素材 | ナイロン・ポリエステル |
ラケット収納本数 | 1本入れ |
原産国 | 中国 |
ヘッド テニス ラケットバッグ ジョコビッチ バックパック ラケット収納可
こちらはヘッドが開発したジョコビッチ選手のモデルのバックパックです。グリップを隠すことはできませんが、収納力は非常に高く、シューズポケットの他にも小物を入れるためのフロントポケットまで付いています。
チェストバックル搭載のバックストラップ付きで、身体にしっかりと固定できるので、背負った時の負担を軽減しやすいです。コート上でもオフコートでもマッチしやすいですが、値段が少々高いのが難点です。
価格 | 13,737円 |
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カラー | ブラック・ホワイト |
素材 | ポリエステル70%, ポリウレタン30% |
ラケット収納本数 | 1本 |
原産国 | 不明 |
ナイキ テニスバッグコート アドバンテージ バックパック BA5450
こちらはナイキが販売しているバックパックで、バレリアンブルーと呼ばれるシックな色を使用しています。メインルームとラケット収納ルームが分かれ、小物収納に便利なポケットが一つあり、両サイドには500mlのペットボトルを収納できます。
シューズスペースにも工夫が施されており、快適な温度と湿度のままでシューズを保護できます。非常に便利ではありますが、機能の充実度により、値段は非常に高くなっています。
価格 | 41,814円 |
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カラー | ブラック |
素材 | ポリエステル100% |
ラケット収納本数 | 2本 |
原産国 | 不明 |
ヨネックス TEAM SERIES アスレバックパック BAG168AT
国内テニスメーカーとしておなじみのヨネックスから生まれたリーズナブルなバックパックです。ブラックとブラック×ブルーの2種類があり、ラケットはいずれも最大2本入ります。デザインにそこまで派手さはないので、あまり目立ちたくない方にはおすすめです。
安いにも関わらず、シューズポケットや500mlのボトルポケットなど収納機能は幅広いです。ヨネックス用品を愛用している方は揃える目的で購入してもいいかもしれません。
価格 | 5,900円 |
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カラー | ブラック,ブラック×ブルー |
素材 | ポリエステル・PU |
ラケット収納本数 | 2本 |
原産国 | ベトナム |
まとめ
いかがでしたか?
一口にテニスリュックと言っても多数の商品が販売されていますが、どの商品を買うにしても選び方は知っておかなければなりません。使うシーンや価格、デザインなど、様々な要素を踏まえて購入することが大切です。
テニスリュックはラケットの収納本数は少ないものの、快適なテニスライフを送るには非常に役立ちます。ぜひ今回の記事を参考に、可能であれば実際に店舗まで見に行ってみましょう。
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