テニスラケット

【2020年最新】硬式テニスラケットの選び方を現役コーチが徹底解説!

本記事のまとめ

自分にぴったりのテニスラケットの選び方を紹介します

テニスラケットはプレーを左右する、非常に大事な道具です。しかし、種類も多く自分にあったテニスラケットの選び方がわからないと、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。テニスラケットを選ぶ際に注目するべきポイントを紹介するので、テニスラケットを選ぶ際の参考にしてください。

テニスラケットの選び方のポイントは7点

テニスラケットを選ぶ際に重要となる点をポイント別で紹介します。

ポイントは大きく分けて7点。

  1. ラケットの重量
  2. フェイスサイズ
  3. フレームの厚さ
  4. グリップサイズ
  5. バランス
  6. ストリングパターン
  7. ラケットの長さ

になります。

それぞれ見ていきましょう。

ラケットの重量

テニスラケットの重量は245g未満の超軽量タイプから310g以上の重量タイプまで、様々な重量のものがあります。重量が異なることで、テニスラケットにどのような特徴の違いが生まれるのか詳しく見ていきましょう。

ボールの飛距離を重視するなら軽量タイプがおすすめ

出典:https://www.wilson.co.jp

一般的に軽量タイプのテニスラケットは、初心者や筋力の弱い女性が利用するのに最適となっています。それほど力を入れなくても簡単にテニスラケットを振ることができ、ボールを遠くまで飛ばすことが可能となります。操縦性に優れているので、瞬発力を要求されるネットプレーにも最適です。ただし、軽量な分ボールを捉えた時にくる振動や衝撃は大きく、特に重たいボールを打つ時には大きな衝撃がくるので注意が必要です。また、速いボールに対してはしっかりテニスラケットを振り抜かなければ、打球の速度に押されて前へボールが飛んでいってくれません。力強いボールを打つよりもボールの飛距離を伸ばしたいという方には、軽量タイプのテニスラケットが最適です。

負けない強いボールを打ちたいなら重量タイプがおすすめ

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一般的に重量タイプのラケットは、上級者や筋力のある男性が利用するのに最適となっています。テニスラケットに重量があることで、速いボールにも打ち負けしにくくなります。速いショットやパワーヒッターとラリーを行うときは、軽量タイプのテニスラケットより重量タイプのテニスラケットの方が良いでしょう。また、重量タイプのテニスラケットは遠心力が働く分、重たいボールを打つことができます。ただし、非力だとテニスラケットを振るのが遅れ、上手くボールを飛ばせないこともあります。テニスラケットが重ければ重いほど良いというわけではなく、重すぎると手にかかる負担が大きく思うようにスイングできないこともあるので自分にあった重さを選ぶことが重要となります。

フェイスサイズ

テニスラケットのフェイスサイズの3種類の大きさがあります。サイズが異なることで、コントロール性能など特徴が大きく異なってきます。フェイスサイズの種類と特徴について、詳しく紹介していきます。

フェイスサイズの種類

ラケットのフェイスサイズは「ミッドサイズ」「ミッドプラス」「オーバーサイズ」の主に3つのタイプに分けられます。各種類毎の特徴を詳しく見ていきましょう。

ミッドサイズ

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ミッドサイズはフェイスサイズが95平方インチ以下のテニスラケットを指します。フェイスサイズが小さい分スウィートスポットが狭くしっかり打球を捉える必要があり、初心者よりも上級者向きのサイズとなっています。振り向きが良いのも特徴で、コントロール力に優れています。

ミッドプラス

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ミッドプラスはフェイスサイズが105平方インチ以下のテニスラケットを指します。振り抜きのよさやコントーロールの良さ、打球の捉えやすさなど全てにバランスが取れており、幅広いプレーヤーに対応したタイプで王道のフェイスサイズとなっています。

オーバーサイズ

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オーバーサイズはフェイスサイズが105平方インチ以上のテニスラケットを指します。スウィートスポットが広くテニスラケットにボールを当てやすくなっており、初心者に最適なサイズとなっています。また、スピンがかけやすいのも、オーバーサイズの特徴の一つとなっています。

大きいフェイスサイズラケットのメリット

大きいフェイスサイズのラケットのメリットは、何と言っても打球の捉えやすさにあります。初心者の方でも簡単にテニスラケットにボールを当てることができるので、ミスショットにもつながりにくくなっています。

小さいフェイスサイズラケットのメリット

小さいフェイスサイズのラケットは空気抵抗が少ない分、振り抜きやすくなります。ボールの飛びといういう点では大きいフェイスサイズのラケットには劣りますが、スウィートスポットで捉えた打球の破壊力は抜群でパワフルなショットを打つことができます。コントロール性能に優れているのも、小さいフェイスサイズのメリットとなっています。

フレームの厚さ

テニスラケットはフレームの厚さにも違いがあり、厚さによって「厚ラケ」「中厚」「薄ラケ」に分類されています。フレームの厚さが異なることで、テニスラケットにどのような特徴の違いが生まれるのか詳しく見ていきましょう。

厚いフレームの特徴

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フレームの厚さが26mm~30mmの厚ラケは、フレームが固くて反発性が高いのが特徴です。反発性が高い分、速球を打つのに最適です。一般的にフレームが厚いテニスラケットはフェイスサイズが大きくなっていますが、空洞部分が大きくなっているため重さはなく軽量で筋力の弱い女性でも扱いやすくなっています。ただし、空洞があることで衝撃には弱くなっており、破損しないように取り扱いには十分注意する必要があります。

中厚フレームの特徴

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フレームの厚さが22mm~25mmの中厚は、コントロール、パワー全てにおいてバランスが取れているのが特徴です。厚ラケに比べて空洞がない分頑丈なつくりになっており、破損の心配も少なくて済みます。適度な反発性も兼ね備えており、打ち心地にも優れています。プレースタイルを問わず使いやすいタイプとなっており、スタンダードなモデルとして多くの人に愛用されています。

薄いフレームの特徴

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フレームの厚さが17mm~25mmの薄ラケは、フレームが柔らかくしなりが効くので打球のしっかりと捉えることができ打ち応えも十分です。ただし、反発性がないためボールを前へ飛ばすためには打球に負けないパワーでしっかりとボールを押し出す必要があり、筋力の弱い方は上手くボールを飛ばせないこともあります。反対に筋力が強く厚ラケや中厚ではボールが飛び過ぎてしまうという方は、薄ラケが最適でしょう。フレームが薄い分厚ラケのように空洞がないので、一般的にそれなりの重量があるものが多くなっています。

グリップサイズ

グリップサイズは細いサイズのものや太いサイズのものなど、様々なタイプが用意されています。また、グリップテープを利用すれば、自由にグリップサイズの調整を行うことも可能です。グリップサイズ別に、特徴を詳しく見ていきましょう。

グリップ表記とサイズ

グリップのサイズは1~4の4種類に分類されており、グリップサイズの数字が小さいほどグリップが細くグリップのサイズの数字が大きいほどグリップが太くなっています。グリップ表記とサイズは以下のとおりです。

サイズ表記 サイズ
1(G1) 4+1/8インチ(円周10.5cm)
2(G2) 4+1/4インチ(円周10.8cm)
3(G3) 4+3/8インチ(円周11.1cm)
4(G4) 4+1/2インチ)円周11.4cm)

※メーカーによってサイズ表記は異なる場合があります。

男性は太めのグリップ、女性は細めのグリップが最適

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グリップサイズはグリップの握りやすさやテニスラケットの振りやすさを考慮し、自分の手にあったサイズを選びましょう。一般的にはG1やG2の細いグリップは女性向き、G3やG4の太いグリップは男性向きとなっています。細いグリップは手の中で動かしやすく、ドロップショットが打ちやすくなります。太いグリップはしっかりとグリップを握ることができるので力が伝わりやすく、力強く安定した打球を打つことが可能となります。

グリップテープでサイズ調整が可能

 

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グリップサイズはグリップテープを巻いて、簡単に調整が可能です。グリップサイズの選択に迷った際は細めのグリップを選び、必要に応じて後からグリップテープを巻いていくと良いでしょう。ただし、グリップテープでは細いサイズを太いサイズに変えることしかできないので、注意してください。また、グリップサイズを細くするために、初めから巻いてあるグリップテープを外すのは絶対にやめてください。テニスラケットに初めから巻いてあるグリップテープは打球の衝撃力を和らげている他グリップ力を高める効果もあるなど重要な役割を果たしており、剥がしてしまうと性能の劣化につながってしまいます。

バランス

テニスラケットのバランスとは、重心がテニスラケットのどの位置にあるかということです。一般的にテニスラケットの重量によって重心の位置は変化し、テニスラケットの重量が軽いほど重心は先端寄りになる傾向にあります。バランスが異なることで、テニスラケットにどのような変化が生まれるのか詳しく見ていきましょう。

トップライトの特徴

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トップライトは重心がグリップエンド側によっているタイプを指します。テニスラケットの先端が軽量なため操作性に優れており、瞬発力を要求されるネットプレーにも問題なく対応することができます。ただし、パワーの面では劣る部分があり、ストロークでは打ち負けしないように素早くテニスラケットを振る必要があります。トップライトはストロークよりも、ネットプレーに適したテニスラケットとなります。

ミディアムの特徴

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ミディアムはテニスラケットの中心に重心があるタイプを指します。トップライトとトップヘビーの特徴を併せ持っており、ネットプレーもストロークも極めたいオールラウンドプレイヤーに最適なタイプとなっています。自分のプレースタイルが決まっていない初心者の方は、幅広いプレーに対応できるようバランスの取れたミディアムのテニスラケットで練習を始めると良いでしょう。

トップヘビーの特徴

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トップヘビーは重心がテニスラケットの先端に寄っているタイプを指します。テニスラケットの先端に重量があることで遠心力が働き、スピードとパワーを兼ね備えたボールを打つことができます。トップライトのように打ち負けしてしまう心配も少なくなります。ただし、重心がテニスラケットの先端にくることで、操作性は落ちてしまいネットプレーの際は振り遅れが発生してしまうこともあります。トップヘビーはネットプレーよりも、ストロークに適したテニスラケットとなります。

ストリングパターン

テニスラケットのストリング数は一見どのラケットでも同じように見えますが、実はストリングパターンは異なります。「16×18」や「16×19」が標準的なストリングパターンとなっており、目が粗いものでは「16×15」、目が細かいものでは「18×20」などがあります。ストリングパターンが異なることで、スピンのかかりやすさやコントロールに違いが生まれます。ストリングパターンごとの特徴を詳しく見ていきましょう。

初心者は目が粗いパターンがおすすめ

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目が粗いタイプのテニスラケットはスウィートスポットが広いうえにたわみもできるので、初心者でもボールを前へ飛ばしやすくなっています。スウィングスピードが速くなくてもボールを飛ばせるのも、目が粗いパターンのテニスラケットの特徴となっています。また、スピンもかけやすくなっています。目が粗いパターンのテニスラケットはレベルを問わず使いやすいというメリットがありますが、ストリングが少ない分ストリングが切れやすいという点は頭に入れておかなければいけません。

上級者は目が細かいものがおすすめ

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目が細かいタイプのテニスラケットは、中級者や上級者に最適となっています。スウィートスポットは狭くなりますが、コントロールはしやすくなります。ボールをしっかり飛ばすにはスウィングを大きく速く行う必要があり、初心者の方やスウィングが小さくスピードがゆったりとしている方はボールを十分に飛ばせないことがあります。また、たわみも少なくなるので、ボールを飛ばすにはパワーも必要となります。目が細かいタイプはストリング数が多い分ボールが当たった時の衝撃を分散できるので、目が粗いタイプに比べてストリングが切れにくくなっています。

ラケットの長さ

テニスラケットの長さは27インチがスタンダードなサイズでしたが、主流サイズよりも少し長い27.5インチや28インチの「長ラケ」と呼ばれるテニスラケットも登場し人気を集めています。ラケットの長さが変わることで、打点やボールを捉えられる範囲が大きく変わります。テニスラケットの長さごとの使用メリットを、詳しく見ていきましょう。

長いラケットのメリット

長いラケットのメリットは、なんといっても打点の高さにあります。ラケットが長くなればなるほど高い打点でボールを打つことができ、サーブやスマッシュにおいて威力のあるボールを打つことができますシャフトがある分しなりを効かせやすいのも、長いテニスラケッが攻撃的なボールを打てる秘訣となっています。ストロークにおいてはテニスラケットに長さがある分大きなスウィングが可能となり、ヘッドスピードが上がるので力強いボールを打つことができます。また、守備範囲が広がり、自分から遠い所に飛んできたボールもカバーしやすくなるというメリットもあります。ただし、身体の近くのボールには、対応しづらくなってしまうという点は注意しなければいけません。テニスラケットが長いことで高い打点からボールを捉えることができ距離のあるボールにも反応できるのは、特に小柄な人にとっては大きなメリットとなります。

短いラケットのメリット

短いラケットのメリットは、身体の近くに飛んできたボールに対応しやすくなるという点が挙げられます。ただし、距離が遠いボールに対しては、対応が難しくなってしまいます。また、テニスラケットといえば従来は27インチのサイズが主流だったため、長年テニスをしており27インチのサイズに慣れている場合は短いラケットの方が扱いやすいでしょう。

メーカー別テニスラケットの特徴

テニスラケットを販売しているメーカーは数多くあり、メーカー選びに迷われる方も多いのではないでしょうか。今回はテニスラケットを販売する主要な4つのメーカーを紹介します。各メーカーの特徴を押さえ、テニスラケットを選ぶ際の参考にしてください。

ヨネックス

出典:https://www.yonex.co.jp

ヨネックスのテニスラケットは、フェイスの形が長方形に近い独特の形をしているのが特徴です。スウィートスポットが広く、ボールを捉えやすいので初心者の方でも使いやすくなっています。フレームが薄く作られているため、しなりが効いてコントロールをつけやすくなっています。プロテニスプレーヤーでは、ストロークの強さに定評のあるワウリンカ選手などが使用しています。

ウィルソン

出典:https://www.wilson.co.jp

ウィルソンのテニスラケットは、操縦性の高さが最大の魅力となっています。身体と一体となってテニスラケットを動かすことができ、思い通りに操縦しやすくなっています。初心者よりも上級者向けのものが多く、長年テニスを続けている人がさらなるパワーやコントロールを求めて使用するんい最適となっています。プロテニスプレーヤーでは錦織圭選手やフェデラー選手、ビーナス・ウィリアムズ選手など、世界のトッププレーヤーが使用しています。

バボラ

出典:https://babolat.jp

バボラのテニスラケットは、ストリングに定評があります。バボラを製造する企業は元々は楽器の弦を手がけていましたが、今ではスポーツ用品店として発展をしています。ウーファー機能を採用し、ストリングでしっかりボールを捉えることで強力なスピンを生み出すことが可能となっています。見た目もおしゃれで、デザイン性を重視したいという方にもぴったりのテニスラケットとなっています。プロテニスプレーヤーでは、ナダル選手などが使用しています。

ヘッド

出典:https://www.head.com/

ヘッドのテニスラケットは、重量やフェイスサイズ、フレームの厚さなど全てにバランスが取れており、癖がないのでプレースタイルを問わず誰でも使用しやすくなっています。オールラウンドプレイヤーを目指したいという方には、ヘッドのテニスラケットが最適でしょう。プロテニスプレーヤーではジョコビッチ選手などが使用しています。

まとめ

テニスラケットを選ぶ際は、自分のレベルやプレイスタイルに合ったものを選びましょう。自分い合わないラケットを使用していると、プレーに支障をきたす恐れがあるうえに怪我にもつながってしまう可能性があります。「ラケットの重量」「フェイスサイズ」「フレームの厚さ」「グリップサイズ」「バランス」「ストリングパターン」「ラケットの長さ」などラケットのスペックが変われば、テニスラケットの特徴は大きく変わります。紹介したポイントを参考に自分にあったテニスラケットを見つけ、快適にテニスを楽しみましょう。